時事通信社は13日、ワシントン支局発の記事の冒頭に「ワシントン共同」と付けて配信したとして、共同通信社に謝罪した。 時事通信社によると、同社は同日午前、米政府がオランダ大手銀行に過去最高の罰金を科したとする内容の記事を配信。記事を書いた同支局の記者が、すでに配信されていた共同通信社の記事をコピーしてパソコン画面上に張り付けた上で、執筆した結果、発信元を示すクレジット部分がそのまま残ってしまったという。記者は「自分で取材し、記事も自分で書いた。共同の記事は参考にしただけ」と説明しており、時事通信社では盗用にあたらないとしている。 同社は昨年1月、ノルディックスキーのワールドカップの記事で、共同通信社の配信記事を盗用したとして、同社に謝罪している。 安達功時事通信社編集局長の話「自社、他社問わず他人の記事をパソコン画面に写して執筆しないよう繰り返し注意してきた。記者倫理に反する行為が行われ誠に