1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 デルタ変異株で新型コロナウイルス感染者が急増している米国では、相対的に若く健康な妊婦が入院して人工呼吸器が必要になったり、早産になったり、時に死亡するケースさえ増えている。 これまでの感染拡大局面では見られなかったこの傾向は、主に南部で見られるが、カリフォルニア州やワシントン州を含む全米の医師から報告されている。8月14日時点で、妊婦の76.2%がワクチン未接種だった。 米医学誌JAMAネットワークオープンに今月掲載された研究論文によると、新型コロナに感染した妊婦はそうでない妊婦に比べ、死亡する確率が15倍、気管挿管が必要になる確率が14倍、早産になる確率が22倍高くなる。ワシントン大学のリンダ・エッカート教授(産科・婦人科)は「このようなリスクは見たことがない」と語った。 妊婦の