田中秀臣「『日銀は誰のものか』から見えてくるもの」 2013年01月21日22:00 担当者より:経済学者の田中秀臣さん2006年に書いた『日銀はだれのものか』(中央公論新社)の書評です。何かと話題のアベノミクスと中央銀行の関係にもかかわる示唆に富んだ内容となっています。このテーマでは、『デフレ不況 日本銀行の大罪』(朝日新聞出版)も併せてぜひ。また、『デフレ不況 日本銀行の大罪』のこちらのインタビュー(聞き手は辻本力さん)はリフレ政策のコンパクトな解説にもなっていますのでご関心のある方はお読みください。 配信日:2006/06/21 中原伸之氏の『日銀はだれのものか』(中央公論新社)の書評の依頼があったときに、ただの書評ではなく、日本銀行の今後の動向もあわせて書いてくれないか、という話だった。“運命の6月13日”以前のことである。その日、参議院財政金融委員会で村上ファンドでの資金運用