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ブックマーク / yamada5.hatenablog.com (2)

  • ゼロ年代の児童文学を振り返る その1 YA化 - 児童書読書日記(仮)

    ゼロ年代児童文学のキーワードは「YA化」と「ライトノベル化」です。といってもこれはゼロ年代に始まったものではありません。90年代に方向付けられた流れがゼロ年代に定着したものと理解するべきでしょう。今回は90年代を代表する児童文学作家森絵都を中心に、90年代からゼロ年代にかけてのYA化の流れを整理したいと思います。 森絵都 森絵都は1990年の第31回講談社児童文学新人賞受賞作となった「リズム」でデビューしました。同作品は新人の第一作のみを選考対象とする椋鳩十賞も受賞。その後も94年の「宇宙のみなしご」で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞、96年の「アーモンド入りチョコレートのワルツ」で路傍の石文学賞を受賞、98年の「つきのふね」で野間児童文芸賞を受賞と華々しい受賞歴を誇り、90年代児童文学界の主役として君臨しました。そして98年の「カラフル」の大ヒットが、児童文学Y

    ゼロ年代の児童文学を振り返る その1 YA化 - 児童書読書日記(仮)
    nminoru
    nminoru 2010/03/20
  • ゼロ年代の児童文学を振り返る その2 ライトノベル化 - 児童書読書日記(仮)

    はじめに ゼロ年代の児童文学の流れのひとつであったライトノベル化について簡単にまとめたいと思います。児童文学界においてライトノベル的なものは、ポプラ社系列の作品などだいぶ前から細々と存在していました。しかし、ゼロ年代中盤から現在に至る、ソフトカバーのライトノベル児童文学レーベルが10前後も乱立するようなブームが起こったのは初めてです。このブームの直接の起点は、児童書文庫を代表する老舗レーベルであるフォア文庫青い鳥文庫のライトノベル化が格的に始まった90年代後半あたりからであると理解するのが妥当であると思われます。 では、ゼロ年代にライトノベル化が加速した外部的な要因として考えられるものを挙げてみます。 「ハリ・ポタ」ブームの余波で、棚ぼた式にファンタジーが市民権を得たこと マンガ・アニメ・ゲームライトノベルなどのサブカルチャーの成熟 おそらくこのあたりの影響で、時代の波に乗ったという面

    ゼロ年代の児童文学を振り返る その2 ライトノベル化 - 児童書読書日記(仮)
    nminoru
    nminoru 2010/03/20
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