オーストリアポストのロゴ(2013年9月19日撮影、資料写真)。(c)ALEXANDER KLEIN / AFP 【1月8日 AFP】オーストリアの郵便事業会社で、国が50%以上出資するオーストリアポスト(Austrian Post)が、政治的な志向を含む顧客の個人情報を収集して販売していたことが明らかになり、同社には8日、批判が浴びせられた。個人情報保護団体は、フェイスブック(Facebook)がユーザー情報を共有したスキャンダルと同様のものだと指摘している。 調査報道サイト「アデンドゥム(Addendum)」によると、オーストリアポストは顧客約300万人の氏名や住所、年齢、性別といった情報を、ターゲットマーケティングに利用する他企業に販売していたという。 さらに同サイトは、最大で220万人分に上るユーザーのおおまかな政治的な志向をまとめた情報も含まれると推測。選挙運動において潜在的な支