メインフレームエミュレータの「Hercules」を提供する仏TurboHerculesが3月、欧州委員会(EC)に対して申し立てた競争法違反の調査に関連して、著名なオープンソース支持者が米IBMがTurboHerculesに対して送った書簡を公開し、「これまでのオープンソース支持は偽善」とIBMを激しく非難している。 TurboHerculesは11年前より、IBMのメインフレームのオープンソース実装を提供している。IBMは自社以外のハードウェア上で「z/OS」を動かすことを制限しており、TurboHerculesがIBMに解決策を求めたところ特許を主張されたことから、同社は今年3月、ECに正式に苦情を出した。 今回、IBMのSystem z担当CTO兼副社長のMark Anzani氏が3月11日付けでTurboHerculesに送った書簡を入手して公開したのは、Florian Muell