「Steins;Gate」の開発元5pb.の志倉氏らが考えるコンテンツ戦略――“原作”たり得る表現メディアとしてのノベルゲーム 編集部:TAITAI 編集部:TeT カメラマン:田井中純平 12→ 2010年5月13日,「Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)」の開発/販売元として知られる5pb.は,アニメ/ゲーム関連のコンテンツを制作/配信しているAG-ONEと資本提携を行い,それにともなう新たな役員人事を発表した。 5pb.の新たな役員として就任したのは,太田豊紀氏(株式会社ドワンゴ/取締役副社長)や中西 孝氏(株式会社AG-ONE/代表取締役社長),そして安藝貴範氏(有限会社グッドスマイルカンパニー/代表取締役社長)らといった,コンテンツ業界の第一線で活躍する経営者達。これにより5pb.は,ニコニコ動画やラジオ配信,フィギュア販売など,関係各社の強みを生かせる新たな体制で事業
メタルユーキさん,「ときめきメモリアル4」の都子があんな話題になるって想像していましたか? 編集部:TeT KONAMIが12月3日に発売したPSP用ソフト「ときめきメモリアル4」は,かつて恋愛シミュレーションゲームのデファクトスタンダードと言うべき地位に君臨した,「ときめきメモリアル」シリーズの最新作である。 そんな本作の発売後,主にネット上では,主人公の幼なじみであり,通常のゲーム進行上はアシスタント的な立場にいる大倉都子というキャラクターが,プレイの仕方によっては,なかなかたいへんなことになってしまうということで大きな話題を呼んだ。 そこで今回,本作のプロデューサーであるメタルユーキ氏に,あの盛り上がり方を目の当たりにしたときの率直な感想や,この作品,およびシリーズの今後の展開について聞いてみた。 「ときめきメモリアル4」発売前後の期待と不安 4Gamer: 今日は,「ときめきメモリ
「イース」をモダンバレエに、「ドラゴンスレイヤー」をヨーヨー大会に 「先を越される前にやらなきゃ、という話になりまして」 そう言い、いたずらっぽく笑ってみせたのは、ゲームメーカー・日本ファルコムの近藤季洋社長。2年前に加藤正幸前社長から社長の座を引き継いだ、34歳の若き経営者だ。 5日に発表した「ファルコム音楽フリー宣言」は、これまでに自社で開発してきた歴代のゲームに使用されてきた音楽を、ユーザーが自由に許諾なく無料で利用できるという衝撃的なものだった。もちろん世界初の試みだ。 宣言を発表してからのわずか3日間で、同社への問い合わせは3000件を超えた。その内容は「バレエの音楽に使いたい」というものや「ヨーヨーの大会でBGMにさせてほしい」というユニークなものなど様々だ。 使用できる楽曲には「イース」や「ザナドゥ」「ソーサリアン」など歴代の有名タイトルのBGMも含まれており、その数は合計で
2009年6月3日(現地時間)に行われた『ファイナルファンタジーXIV』のQ&Aセッション。このセッションは、全世界のメディアが参加した大規模のものだったが、同日に日本メディア向けに個別インタビューをする機会を得た。インタビューには田中弘道氏と河本信昭氏のふたりが対応。Q&Aセッションでは聞くことができなかったディープな内容のインタビューとなった。ゆっくりと読み進めてほしい。 ●いま発表の訳 --最初に次世代MMORPGとして、いろいろな話がありましたが、今回なぜナンバリングタイトルになったのか? そのあたりからお聞かせください。 田中 4年くらいまえから企画をしていて、そのころから『XIV』として作ろうという話はあったんですね。だけど、当時はもしかしたら、僕らよりさきに別に『XIV』が作られる可能性もありましたから。そうしたら『XV』になっていたかもしれないですね。最初に『XI』を作った
[E3 09]自信があるからこそのナンバリングタイトル! 「FINAL FANTASY XIV」開発陣インタビュー 編集部:noguchi SCEのプレスカンファレンスの中で突如発表され,報道陣の度肝を抜いた「FINAL FANTASY XIV」(PC / PLAYSTATION 3)(以下,FFXIV)。その翌日には海外メディアを主な対象にしたQ&Aセッションが開催され,数多くの質問が開発陣に寄せられた。しかし,それでもかなりの部分が謎に包まれたままであることは変わらずだ。そこで,特別に日本メディアだけを集めた合同インタビューをセッティングしていただいたので,その内容をお伝えしよう。数人で矢継ぎ早に質問をあびせたので,まとまりはないが,各所に重要な話題が挟み込まれている。さすがにゲームの全貌が披露されたわけではないものの,FFXIVのことを少しでも知りたい人は目をとおしておこう。なお,掲
2009年6月3日(現地時間)、SCEAのプレスカンファレンスで電撃的に発表されたスクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXIV』に関するQ&Aセッションが行われた。セッションに参加したのは、橋本真司氏、田中弘道氏、河本信昭氏の3人。まず冒頭、橋本氏は「一部メディア等でいろいろな解釈の相違があるようですが、『FFXIV』に関してはまずはプレイステーション3とPCで、と発表させていただいております。そのほかのハードに関しましては各社と話し合いを続けており、検討中であることをご理解ください」とのコメントから始まった。プレスカンファレンスでは語られなかった真実が少しずつ明らかになったセッションの模様を包み隠さずお伝えする。 Q.『ファイナルファンタジーXI』との違い、共通点は? 田中 アバターという意味で『XI』と同じような見た目のキャラクターが登場しますが、物語の舞台はまったく異なりま
スクウェア・エニックスから5月27日に発売される音楽CD『ピアノ・コレクションズ キングダム ハーツ』。このCDのプロデューサーである作曲家・下村陽子さんにインタビューを行った。 『ピアノ・コレクションズ キングダム ハーツ』は、同社の人気タイトル『キングダム ハーツ』シリーズの歴代サウンドトラックから選抜した曲に、ピアノによるアレンジを加えて収録したもの。収録曲は、スクウェア・エニックス メンバーズのユーザー投票で選ばれた人気曲を中心に、下村さんが選曲したものとなっている。 今回は、『キングダム ハーツ』シリーズの音楽を手掛けた作曲家・下村さんに、音楽との出会いから、下村さんご自身、楽曲を作る上での苦労、そして『ピアノ・コレクションズ キングダム ハーツ』について語ってもらった。大ボリュームのインタビューとなったので本日と明日の2回に分けて掲載するので、ぜひチェックしてもらいたい。 ■音
先日Twitter界隈で知ったところによると、美少女ゲームメーカーの社長をやっているHal氏のブログ「ハルだから…… [Hal Dakara...]」が面白いと評判だとか。 紹介欄によれば「1941年9月15日生まれエロゲ会社社長(満67歳)」って、ええぇぇぇ! 戦中生まれでエロゲ会社の社長って! その上、そのゲーム制作会社「スタジオパンドラ」の美少女ゲームブランド「Lost Script」は、なんと筆者も好きでプレイしていた「蠅声の王」を生み出したブランドだったんです。 このゲーム、前々回に「世界で人気のRPG、ダンジョンズ&ドラゴンズ作者死去」で触れたゲームブックの要素を取り入れたことが美少女ゲーマーの間で話題になったもの。まさかあれを作っていたのが還暦過ぎのおじいさんだったとは!(Halさんごめんなさい) しかもブログを読むと「ひぐらしのなく頃に」「同級生」などの有名タイトルがポンポ
遠藤雅伸氏の考えるiPhone/iPod touchゲーム開発とは? TDCS主催の第1回ワークショップレポート&ミニインタビュー 編集部:山 「東京ディストリビューション・オブ・コンテンツセミナー」(TDCS)主催のワークショップ(第1回)が,東京都千代田区の秋葉原UDXビル4Fにおいて,2009年5月16日に開かれた。 今回のワークショップで講義を務めるのは,先日4Gamerに初登場し,MMORPGからケータイゲームまで,さまざまなトピックについて語ってくれたことが記憶に新しい,モバイル&ゲームスタジオ取締役会長の遠藤雅伸氏。 iPhone/iPod touchのゲーム開発を題材に,企画立案の進め方を紹介していくとのことで,iPhone/iPod touch関連の情報も追いかけている4Gamerとしては外すわけにゆくまい! というわけで,遠藤氏による講義を取材してきた。ワークショップ終
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ついに『A列車で行こうDS』が発売された。初めての携帯ゲーム機版であり、14年ぶりにバスとトラックの要素が復活。さらに新要素がいくつも追加されるなど、A列車ファンの期待も高まっている。そこで、『A列車で行こうDS』ディレクターである飯塚正樹氏に、新作の魅力を伺った。飯塚氏はA列車シリーズの出世作『A列車で行こう3』のPCエンジン版でプログラミングを担当され、その後、プレイステーション版の『A4エボリューション』のディレクションを担当した。他の主な代表作には「カルネージハート」シリーズがある。 ■非ナンバリング。既発シリーズを総括し「新たなる進化」を ―――『A4レボリューション』はA列車ファンに根強い人気があります。今回は飯塚さんが久々にA列車シリーズを作るということで、期待が高まっているようです。 飯塚: 『A4レボリューション』はプレイステーションと同時発売のタイトルでした。A列車シリ
自由な発想と情熱が大事 左がチュンソフト代表取締役社長・中村光一氏。右がヒライタケシ氏。閑静な住宅街にひっそりと営業しているSALON DE HIT TAMA GOODが今回の取材場所。ゲームの話を肴に宴が催された 平井武史氏(以下、敬称略) 最初に、簡単なプロフィールを教えていただけますでしょうか。まずはゲームとの接点を。 中村光一氏(以下、敬称略) 高校に入学した頃、インベーダーゲームが大ヒットしており、好きで遊んでいました。高校に入学して、パソコン同好会の先輩にプログラミングを教わりながら、アルバイトしてPC8001を購入したのがきっかけですね。当時、IOという雑誌にプログラムを投稿して少額の印税を稼いでいまして、ちょうどその頃、エニックスがコンテストを開催したんです。そして、高校3年の時に作って応募したのが「ドアドア」なんです。それで優秀賞をもらいました。 平井 ボクはその頃中学生
『デススマイルズ』 キャラクターデザイン、ディレクション担当 漫画家 井上 淳哉 氏 グラフィック デザイナーとしてさまざまなシューティング ゲームの開発に携わったのち、漫画家へ転身。『おとぎ奉り』などの漫画作品のほか、映画『妖怪大戦争』のキャラクターデザインで活躍。自らゲーム内の声優として参加することも。 株式会社ケイブ 『デススマイルズ』プロデューサー 浅田 誠 氏 Xbox 360参入の為にケイブに入社。 デススマイルズ プロデューサーとして担当。 ――Xbox 360 で『デススマイルズ』に初めて触れる方にとって、最大の魅力はどんなところにあると思われますか?浅田 : 本作は最近のシューティング ゲームとしてはかなり難易度を抑えた作品になっているんです。ゲーム内でマップを選択するときに、レベル 1 から 3 までランクを選択できるのですが、これまで、アーケードではレベル 1 を
バンダイナムコゲームスより本日1月22日に発売されたWii用ソフト『FRAGILE~さよなら月の廃墟~(以下、フラジール)』。その制作に関する話を、開発スタッフに伺ってきた。 『フラジール』は、人類が滅び廃墟(はいきょ)となってしまった世界を舞台に、孤独の切なさや、人との共感をテーマにしたドラマを描いた廃墟探索型RPG。プレイヤーは主人公・セトとなって、自分と同じ人間の生き残りを探すため、廃墟となった遊園地やダム、東京タワーを探索していく。 本作は、『7(セブン)~モールモースの騎兵隊~』や『ヴィーナス&ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~』を手がけた川島健太郎さんが、自分たちの“体験”をベースにしてプレイヤーに“体験”を提供するという試みを詰め込んだ初の作品でもある。その開発の経緯やきっかけについては、2008年12月29日に掲載した記事をご覧になってほしい。 2008年12月29日掲
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