2014年7月4日、世間では何の変哲もない、とある快晴の日に、僕は経済産業省を退職しました。経済産業省を離れるに当たって、1年以上、様々な方に相談しながら悩んできましたが、退職から3ヶ月経った今、その決断は誤りではなかったと思えています。偶然、経済産業省と出会い、そして、同省に入省して多くの貴重な体験を得たこと、それは、僕にとってかけがえのない人生の1ページでした。但し、未来を考える時、一歩そこから踏み出さなければいけない、そんなことを感じて、僕は経済産業省を退職することにしました。 レクリエーションとして始めた就職活動 僕が経済産業省と出会ったのは、2008年12月1日、御茶ノ水のホテルで行われた合同就職説明会でのことでした。 僕は、小学2年生から野球を始め、大学2年まで野球以外のことは一切考えない人生を歩んできました。朝から晩まで、月曜日から日曜日まで野球のことばかり考え、野球部以外の