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ブックマーク / www.aoky.net (6)

  • ジン、テレビ、社会的余剰

    Clay Shirky / 青木靖 訳 2008年4月26日 (これは2008年4月23日にWeb 2.0 Conferenceで行った講演の内容に若干の編集を加えたものである。) 私が大学生だったはるか前世紀の昔に何かで読んだことを最近思い出した。イギリスの歴史家が言うには、産業革命の初期における重要なテクノロジーはジンだったと いうのだ。 田舎の生活から都市生活への移行があまりに急で苦痛なものだったため、社会にできることといえば一世代に渡り酔っぱらって朦朧としていることくらいだった。当時の話にはびっくりするようなものがある。ロンドンの通りで は手押し車にジンを載せて売り歩いていたという。 今日のような産業革命に対応した組織構造を持つに至ったのは、社会が集団的飲んだくれ状態から目覚めた後のことだ。公共の図書館や美術館、子供たちに広範に行われる教育、選挙で選ばれた代表、そういったことの多く

  • ホワイの(感動的)Rubyガイド :: 2. コンニチハ、Ruby

    1. このを開く このを開いた振りをして(たぶんこのを開いているのだろうけど)、の折り目の真ん中に大きなタマネギを見つけたつもりになってほしい。(このの製造者は私の要望に応じてタマネギを入れたのだ。) それであなたは「すごい、このにはタマネギが付いてるぞ!」と思う。(たとえあなたがタマネギは別に好きでなくとも、プログラミングマニュアルとされるものの中に注意深く農産物を入れて出荷するロジスティックスはすごいと思うに違いない。) それからこういう疑問を持つ。「ちょっと待って、これは日で生まれた新しいすごいプログラミング言語Rubyだよね?  確かにプログラミングマニュアルとされるものの中に注意深く農産物を入れて出荷するロジスティックスはすごいと思うけど 、何でタマネギなんだ? これでどうしろって言うんだろう?」 どうかそのことで悩まないでほしい。そのタマネギで何かする必要はな

    no_ri
    no_ri 2008/02/29
  • スタートアップを始めない理由が間違っている理由

    Paul Graham / 青木靖 訳 2007年3月 (このエッセイは2007 Startup SchoolとBerkeley CSUAで行った講演を元にしている。) 私たちはY Combinatorを十分長くやってきたので、成功率について話せるくらいデータがたまった。最初に投資をした2005年夏のグループには8つのスタートアップがあった。現在ではそのうちの少なくとも4つは成功しているようだ。この中の3つはすでに買収されており、Redditは2つの会社、RedditとInfogamiが合併したものだ。3番目のやつについてはまだ買収先を話せない。最後の1つはLooptで、これは非常にうまくいっており、その気があれば10分以内に買収先を見つけられるだろう。 だから最初の夏の創業者たちのうちの半分くらいは、2年もしないで金持ちになったことになる。少なくとも彼らの基準で言えば。(金持ちになってみ

  • あなたの知っていることはすべて5年以内に陳腐化する

    Jeff Atwood / 青木靖 訳 2006年3月20日 ソフトウェア開発で奇妙なことが何かというと、知識が陳腐化するのがいかに早いかということだ。ダニエル・アップルマンはこれをルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」の一場面に喩えたが、この状況がすごくよく表されている。 「さあさあ」女王が叫んだ。「もっと速く、もっと速く!」 2人はあまりに速く走ったので、そのうち空中をかすめ飛んで足がほとんど地面に触れないくらいになった。アリスは不意にすっかり疲れ切って立ち止まると、息切れとめまいを起こして地面に座り込んでしまった。 女王はアリスを木にもたせかけて立たせると、優しく言った。「少し休むといい」 アリスは周りを見回して驚いた。「あら、ずっとこの木の下にいたみたい! みんな元のままだわ!」 「もちろん元のままだとも」と女王が言った。「どうなると思ったの?」 「だって、私たちの国では」アリスはま

  • 「要努力領域」で努力しても凡庸にしかならない

    「要努力領域」で努力するのは凡庸にしかならない Kathy Sierra / 青木靖 訳 2006年2月6日 これまでの人生(学校、仕事、人間関係)で、「要努力領域」について人に言われたことはどれくらいある? その領域で努力するために、どれほどの時間とエネルギーを使った? あなたがマネージャなら、パフォーマンスレビュー でそういう領域についてどれくらい強調してきた? 弱点に取り組むのではなく、強みを伸ばし、磨いていくべきではないのだろうか? もし弱点に取り組むことの対価が、ずば抜けたものになる可能性を減らすことだとしたらどうだろう? (そもそも何が「弱点」だとかそうでないとか、誰が決めるというの?) このことについて書かれたがあって、私は読んではいないのだが、その考え方には興味を引かれる。 Teach With Your Strengths(強みで教える)というは、Amazonのページ

    no_ri
    no_ri 2007/03/06
    比較優位
  • いいアジャイルと悪いアジャイル

    スクラムはラグビーにおいて最も危険な段階であり、それというのも、潰れたり不適切なかみ合い方をすると、前列のプレーヤーが怪我をしたり、首の骨を折る危険すらあるからだ。—Wikipedia 私が子供の頃には、コレステロールは体に悪いものだった。これは覚えやすかった。脂肪は悪い。コレステロールは悪い。塩分は悪い。みんな悪い。しかし近頃では、コレステロールが「いい」コレステロールと「悪い」コレステロールに分かれている。私たちがこの2つをどうにかして見分けられるとでもいうように。そしてその切り替わりは奇妙なものだった。FDAが突然プレスリリースを発表して、殺鼠剤には2種類、いい殺鼠剤と悪い殺鼠剤があり、いい方はたくさん摂って悪い方は摂ってはならず、そして決して2つを混ぜたりしてはいけないのだと言ったかのようだった。 一年くらい前まで、私はいわゆる「アジャイル」プログラミングに対して、ごく一次元的な見

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