公園で遊具を使う順番が守れない、お店でおもちゃが欲しいと駄々をこねる——そんな我が子の行動を見ると、「我慢が足りないのでは?」と心配になるでしょう。 「我慢する力」とは「自制心」とも言い換えられますね。この自制心は将来の学力や社会的成功に影響するといわれています。であれば、幼少期のうちにしっかり身につけさせておきたいものです。 今回は、「我慢する力」の必要性と、不足する原因を明らかにしたうえで、子どもの自制心を養うコツについてお話しします。 子どもの自制心を問う「マシュマロ実験」。学力との関係性は? 読者のみなさんは、「マシュマロ実験」をご存知でしょうか。この実験は、子ども時代の自制心と、将来の社会的成果の関連性を調査するため、1970年にアメリカのスタンフォード大学で実施されました。実験方法は次のとおりです。 職員の子どもたちが通う、学内の付属幼稚園の4歳の子ども186人が実験に参加した
![我慢ができない子どもは “親の愛” を試してる!? 「自制心」が育つ親の言葉](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/31777f232326a6feb0a3a3798df23aac5a9f787d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fkodomomanabi-labo.net%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2Fimages%2F2019%2F03%2Fgamansuru-chikara01.jpeg)