異性に対する関心を失った男性はその後の死亡リスクが上昇することが、日本人の中高年を対象とした研究(*1)で分かりました。 40歳以上の日本人2万人を追跡 性への関心は、パートナーとの性的な関係および性機能の維持に欠かせません。また、性への関心を維持しているかどうかが、健康状態や生活の質が良好かどうかの指標となることが明らかになっています。世界的に人口の高齢化が進む中で、高齢者のセクシュアリティーに関する研究は増加していますが、セクシュアリティーと寿命の関係については、ほとんど検討されていませんでした。 そこで山形大学の櫻田香氏らは、山形県在住の40歳以上の人々を対象とする前向き研究を行って、異性に対する関心を失うことがその後の死亡リスクに及ぼす影響を検討しました。 山形県で2009~2015年に、年1回の健康診断に参加した40歳以上の2万969人(男性が8558人、女性は1万2411人)を
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