アメリカのバイデン大統領に判断が委ねられた日本製鉄によるUSスチールの買収計画について、USスチールの地元ピッツバーグでは、買収が不成立となった場合の影響を不安視する声が相次ぎました。 【映像】地元の声 日本製鉄の買収が成立しなければ、地元の雇用を支えてきたこうした大規模な工場が閉鎖される可能性があります。 USスチールが本社を置くピッツバーグ近郊のクレアトン市の市長は、「買収しか選択肢は残されていない」と訴えました。 「100年以上の歴史が続くUSスチールのおかげで、クレアトンは存在している」「もしUSスチールが撤退すれば、ガソリンスタンドやレストラン、ピザ店、薬局など地元の個人商店が閉鎖に追い込まれるだろう」(クレアトン市リチャード・ラッタンジ市長) 買収をめぐる話について最初は不安を感じたものの、労働者を守ることにつながると考えが変化したそうです。 「ここ数日の間でも、買収を承認する