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ブックマーク / research.ascii.jp (7)

  • HTML5はなぜ重要なのか?

    図1 アップルやグーグル、アマゾンやマイクロソフト、フェイスブックといった企業が、ネットとコンピュータが融合する時代のこれからを占うべく激しく競合している。 ことの始まりは、1990年代のなかば、PCの画面の中で起こったことだ。フューチャーウェーブ・ソフトウェアという会社が、画期的なアニメーションの作成ソフトとWebプラグインを作り、これをマクロメディアが買収して「Flash」となった。それまで、文字と写真がほとんどだったWebの画面に、ゲームのような滑らかさでイラストが動きだしたのだ。いわゆる「RIA」(Rich Internet Application)という、Webだけで立派なアプリが作れる世界になってくる。 やがて、「Flash MX 2004」というバージョンが登場して、アニメーションと一緒に動画までをも扱えるようになる。実のところ、2005年にスタートした「YouTube」のヒ

    nobyuki
    nobyuki 2012/07/18
  • KindleとiPadと無料経済

    Amazon.comの「Bestsellers in Kindle Store」を見ると、ずらりと「$0.00」のが並ぶ。個別ページをクリックすると、日からは「$2.00 & includes international wireless delivery 」と表示される。 2010年1月27日、アップルが「iPad」というタブレット型端末を発表した。同社はこれで、音楽プレーヤーのiPodで成功を収めたビジネスモデルを、電子書籍においても展開したい考えのようだ。電子書籍端末といえば、アマゾンの「Kindle」に加えて、米大手書店バーンズ・アンド・ノーブルの「nook」やソニーの「Sony Reader」もすでにある。 2009年10月に日で買えるようになったときに、わたしもKindleを入手した。英語を買ってみたり、青空文庫PDF化したものを入れて読んでみたりしていた。電子ペ

  • “ナード”が足りない日本人(3)

    前回(「“ナード”が足りない日人(続)」)の続き。 ホリデー・ミュージックという音楽ジャンルをご存じだろうか? iTunesで音楽を管理するときに曲情報の中に「ジャンル」というのがあって、ロック、ジャズ、テクノ、ダンス、クラシック、……といったリストから選んで入れることができる。ところが、わたしの甥がiPodを買ってきて、お気に入りのCDをリッピングするのを手伝っていたときのことだ。そのリストの中にあったホリデー・ミュージックというのが、どんなジャンルの音楽なのか答えられなかった。正直なところ、調べてみてもわからない(ご存じの方は教えていただけると)。そして、 iTunesのジャンルに「アニメソング」がない というわけなのである。カントリーやら宗教音楽やら25種類ものジャンルがズラリと出てくるのだが、「アニメソング」も「アイドル」も「演歌」を選ぶことができない(カスタマイズして自分で入れ

  • “ナード”が足りない日本人(続)

    先週の続き。 テクノロジー信仰が崩壊して(というよりもテクノロジーが身近になって)、日では'80年頃から楽しい製品やサービスがたくさん作られた。カラオケ、ファミコン、ウォークマンなど、明るく楽しい日オリジナルのポップカルチャーに繋がっていく。 それに対して、米国は、「双子の赤字」と言われた社会的背景はあるけれど、同じような展開にはならなかった。テクノロジー信仰が崩壊して(というよりもテクノロジーの劇的な質的変化が起きて)、そのタイミングで出てきたのが「ナード」だった。「おたく」と「ナード」、少なくとも当時はだいぶ違うものだった。 ・おたく:コンテンツの過的消費者 ・ナード:テクノロジーの強迫信奉者 なぜ日米でこのような違いが生じたのだろうか? 日ではマイコンショウが「19禁」で、米国ではSF大会が長い歴史を持つ権威主義的なものだった。なぜその壁を超えられなかったかといえば、日

  • “ナード”が足りない日本人

    このサイトでもご案内した「アキハバラという未来~未来学パラダイムの再構築~」(2008年11月22日、秋葉原コンベンションホール)というシンポジウムに参加させてもらった。1968年、未来予見のための学問的可能性の追及を目指して日未来学会が設立された。主催の新日未来学会は、これが2007年に名称変更したものだそうである。 1968年といえば、基調講演で森川嘉一郎氏(『趣都の誕生』著者、明治大学国際日学部准教授)も指摘されたとおり、映画『2001年宇宙の旅』が米国で公開された年である。翌1969年には、ケネディ大統領の「1960年代に人類を月に立たせる」という公約どおり、アポロ11号が月面着陸に成功。まだ、人々が未来に大きな夢を感じとっていた時代である。 私も、「未来」という言葉を聞いて反射的に「過去」を振り返ってみようと思った。パネリストとして参加させてもらったわけなのだが((シンポジ

  • 日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(後編)

    前編はこちら イラストコミュニケーションサイト「pixiv」を運営する「ピクシブ」は11月1日に、社名をこれまでの「クルーク」から変更した。だが、実はこのクルークという社名自体も、pixiv以前に自社開発したサービス「crooc」(クルーク)のスマッシュヒットを受けて、創業時の社名「ウェブッテネット」から変更したという経緯がある。 ミクシィ(前イー・マーキュリー)のように、自社サービスの認知度が社名のそれを追い越した場合、社名をサービス名と同一にすることは、ブランドマネージメントという点で十分メリットがある。だが、2度にわたって社名を自社サービス名に合わせた事例というのは、さすがに珍しいのではないだろうか。 パナソニックの例を出すまでもなく、社名の変更には並々ならぬ決断と投資が必要だ。設立から4年のうちに2回の社名変更、しかもサービス名に合わせて……となると、ややもすれば自社の信用にかかわ

  • 日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(前編)

    イラストやマンガでコミュニケーションするという、異色のウェブサービス「pixiv(ピクシブ)」。 現在のmixiは、主に日記を公開することで、他者とのつながりを持つ場として機能している。一方、pixivは日記の代わりにイラストを公開することで、他者とつながる点が最大の特徴だ。各ユーザーは他者のイラストにコメントやタグ、評価点を付けることによってコミュニケーションを図る。さらに、気に入ったイラストをブックマークしたり、作者をお気に入りに追加することもできる。 pixiv(ピクシブ) http://www.pixiv.net/ イラストを介したコミュニケーションサービス。会員登録したユーザーには、自作イラストをアップロードできるページが与えられる。これは、「mixi」などのSNSにおけるトップページに相当し、「マイミクシィ」や「お気に入り」に近似する機能も備えている。 サービス開始は2007年

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