Linuxにおけるモジュールはシステムレベルの機能を実行するルーチンの集まりである。それらは特定のデバイス利用のためのデバイスドライバやファイルシステム、通信プロトコルのためのシステムルーチンを含む、カーネルにリンクされていないオブジェクトファイルであり、システムを再起動せずそれらを利用可能にする。場合によっては、実際にデバイスを利用する場合、MAKEDEV[1]を使用して静的にデバイスファイルを作成する、もしくはudevを利用してホットプラグを行い動的にデバイスファイルを生成する必要がある。 Linuxのモジュール群は/lib/modulesディレクトリにバージョン毎に置かれ、バージョン2.6以降は拡張子 .ko ("kernel object"の意)が付されている[2]。モジュールはカーネルに既に含まれている未解決シンボルを持ち、再配置可能なELFオブジェクトである。これはカーネルを一