クレジット(信用)サイクルとは 目の前の株価や銘柄選びに一喜一憂するのもよいですが、たまには大局的な視点に立って現在の株価や金融市場全体がどの段階(位置)にあるのか、考えてみるのも良さそうです。 経済全体の局面分析をする在庫循環モデルは有名ですが、今回ご紹介するクレジットサイクルもなかなかの優れもの。 株価や金利が、大きな流れの中でどの段階にあるのかが、理解しやすくなります。 図:クレジットサイクル クレジットサイクルを簡単に図示してみました。 以下で上図を用いてクレジットサイクルを説明してみます。 ①回復期 この段階は不況や経済的ショックからの回復が始まったところです。 このクレジットサイクルのステージでは、株価は上昇(底値からの反発)します。不況を乗り越えるために企業がリストラを行うことで収益構造が改善し、キャッシュフローと利益が増加し、それが株価上昇につながります。 この段階では金利
今の日本株は割安なのか? 日経平均株価は、毎日のアップダウンはあるものの、このところ2万円台で推移している。市場コメント風には「2万円台を固めた」などと称するところだが、もちろん株価に「岩盤のような支え」が本当にあるわけではない。 東証1部の平均PERは(株価収益率)は今期予想基準で約17倍、前期実績基準で約19.6倍と、「これ以上上がると高そうだが、直ちに警戒を要するレベルではない」というくらいの水準だと思われる。 歯切れが悪くて恐縮だが、株価高低の判断が曖昧になる大きな原因の一つは、日銀の大量購入によって長期金利が人為的低水準に維持されて、「自然な金利」がわからなくなったことにある。 日銀の購入がなければ、長期金利は少なくとも1%台、場合によっては2%絡みでおかしくない経済環境だ。加えて、公的年金資金と日銀が株式を大量に買っていることが「自然な株価」をわかりにくくしている。 ただ、大ま
株価は本当に上がっている? 日経平均は東証銘柄の225銘柄の株価をある計算式に従って調整した後平均したものです。 ついに先週2万円超えを果たした日経平均ですが、私の持っている銘柄の株価上昇率がそこまで高くないのです。 ここで疑問に感じたのは、単純に平均しただけでは株価の高い銘柄の影響を大きく受けるのではないかということ。 実はその通りで日経平均は株価の高いファーストリテイリング等一部銘柄にかなり影響を受ける指数なのです。 以下に日経平均構成比率が高い上位10銘柄を示します。 コード 銘柄名 構成率 9983 (株)ファーストリテイリング 10.03% 6954 ファナック(株) 5.49% 9984 ソフトバンク(株) 4.36% 6971 京セラ(株) 2.83% 4503 アステラス製薬(株) 1.96% 6762 TDK(株) 1.74% 9735 セコム(株) 1.74% 4523
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■この7月から見ると株価は3ドル下落した 初めからこんな当たり前のことを書きたくないが、この世界で「お金」というのは、ドル(米ドル)のことである。私たちは「お金」というと、具体的には1000円札、1万円札など(日銀券:円)を思い浮かべるが、それはある意味で間違いだ。 なぜなら、日本円では世界のモノやサービスは買えないからだ。つまり、相手がそれを「お金」と思ってくれないものは「お金」でない。この点、基軸通貨のドルならほぼ世界中でモノやサービスを買える。つまり、ドルこそが「お金」だ。 というわけで、前回のおさらいの株価から書くと、この9月25日に日経平均は1万6374円と今年最高値を記録した。そのため、「株価が上がった」とメディアは報道した。しかし、ドルで見ると、下がっている。たとえば、2カ月前の7月25日の株価は1万5457円だったので、たしかに円では約900円上がっている。しかし、ドルでは
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