オーストラリアの食品基準管理当局は4日までに、中国で製造されたキリンビバレッジの缶飲料「キリン 午後の紅茶 ミルクティー」から有害物質メラミンが検出されたため、輸入業者、卸売業者が回収を始めた、と発表した。消費者に対し、同飲料を飲まずに廃棄するよう呼び掛けている。 キリンビバレッジ広報部によると、日本で販売されている「午後の紅茶」は国内で製造され、中国から輸入された乳製品は使われていない。 同社広報部は「中国で生産、販売している『午後の紅茶』からメラミンは検出されていないし、商品にメラミンが混入していた乳製品メーカーからの仕入れもない。中国からオーストラリアへ正規輸出もしておらず、事実関係の確認を進めている」と話している。(共同) [2008年10月4日20時4分]