東芝は1滴の血液から13種類のがんを早期診断する技術の実証試験を始める。医療法人社団ミッドタウンクリニック(東京・港)などと共同研究し、まず1000検体を検査する。採血し、2時間以内で検査できる負担の軽さが特長。効果を検証し、数年以内の事業化を目指す。新たな技術は、がん細胞から血液中に漏れ出す「マイクロRNA(リボ核酸)」を検出して診断する。膵臓(すいぞう)がんや乳がんなど13種類のがんのうち
新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下、新型コロナ)にはいくつかパラドックスがある。例えば、インフルエンザとは違って子どもが重篤化しにくかったり、他のコロナウイルスは気温や湿度が高くなると感染が弱まるが新型コロナではそうでないなどだ。こうしたパラドックスの一つだった新型コロナと喫煙の関係は解決しつつあるが、こんなコロナ禍の中でもタバコ会社は顧客確保に余念がない(この記事は2021/02/28の情報にもとづいて書いています)。 新型コロナと喫煙のパラドックスとは 喫煙と新型コロナの関係でいえば、喫煙者は症状が重くなったり(中等症、Severe)重症化する(Critical)リスクが高くなる(※1)。これに関してパラドックスはない。 では、喫煙者は感染しやすかったり入院するリスクは高いのだろうか。 過去の研究や直感的な推測で喫煙者は新型コロナにかかりやすいことになる。だが、喫煙者は新
Roundyedge株式会社は、中国大手ロボットメーカーPudu Roboticsの最新自動配膳ロボット「BellaBot」の国内での取り扱いを開始した。 「BellaBot」は、前世代ロボット「Pudbot」の優れた特徴を継承しつつ、人とロボット間の優れたコミュニケーション機能などを新たに搭載。Roundyedgeの技術による日本語でのAI音声機能やネコ型のかわいいデザインなど注目ポイントの多い製品だ。 多くの新機能を搭載「BellaBot」は、ネコの表情や会話によるコミュニケーション、マルチモーダルインタラクション(視覚・聴覚など複数のコミュニケーションモード)、AI音声でのコミュニケーションを実現する機能を搭載。耳や額部分に触れることで表情や音声で反応するなど、インタラクティブ性の高さがポイントのひとつだろう。 また、目標のテーブルに到着した際の音声通知や来店客の誕生日などのお祝い事
ニューヨークに本拠を置く不安やオピオイド中毒を治療する新薬の開発を目指す企業「MindMed」は9月28日、ナスダックに上場申請を行った。同社は幻覚作用を持つサイケデリックドラッグを、医療に役立てようとしている。 同社は現在、カナダのNEO取引所に上場しており、時価総額は1億9000万ドル(約200億円)となっている。MindMedの今回の上場申請は、幻覚キノコに含まれる意識変容成分のシロシビン(psilocybin)を、鬱病治療に用いるための特許を取得した企業「Compass Pathways」がナスダックに上場した数日後に行われた。 Compass PathwaysのIPOは、米国政府が違法薬物に指定する薬物が、安心できる投資対象であることを見せつけた。同社の株価は上場の数日後には、IPO価格から134%上昇した。 MindMedの共同創業者で共同CEOのJRラーンは、投資家たちはもは
mellowウェブサイト ニュースサマリー:CBDドリンク・サプリメントを始めとするウェルネスブランド「mellow」を企画・販売するLinkshipは21日、ANRIと個人投資家複数名を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。個人投資家の氏名と調達額は非公開。 同社は2016年10月創業。CBDプロダクトのウェルネスブランドを軸に、休息・睡眠市場の改革を狙るスタートアップ。2020年5月には、日本初のCBD炭酸飲料・サプリメントの販売を開始している。 話題のポイント:日本においてCBD関連のスタートアップを耳にする機会はまだ少ない印象です。しかし、海外市場(特に北米)では顕著な成長マーケットの様子を見せており、CB Insightのリサーチによれば、2019年01月~05月の時期においてCBDを含むマリファナ関連のスタートアップは総額13億ドルを調達しているそうです。これは、20
「おいしくて健康にも良いハンバーガーがあったらな」。蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」が叶えてくれるのはそんな現代人の欲望だ。ジャンクフードの王様であったハンバーガーが、「健康食」になるかもしれない未来はもう目の前までやってきている。 「蚕」を原料とした次世代食品を販売する店舗「シルクフードラボ」は、表参道の屋台村「COMMUNE」内で、2020年7月末まで期間限定でオープンしている。メニュー開発では徹底的に「おいしい昆虫食」が追求され、コクや甘みといった風味の良さが自慢の「オルタナティブミート」が完成した。 「サステナブルなのかもしれないけれど、結局は味が美味しくないのでは?」昆虫食に対してこんなイメージを抱いている人にこそぜひ実際に味わってみてほしい。「シルクフード」のおいしさの秘密と蚕文化の魅力について、開発を手がけたスタートアップ「Ellie(エリー)」の梶栗隆弘代表に話を聞
人工知能(AI)などテクノロジーが、育児をサポートしてくれる時代が間もなく本格的に訪れるかもしれない。ここで、昨今話題の「ベビーテック」の事例をいくつか紹介したい。 まず、Deeplyという企業が開発している「Waah」というアプリケーションは、人工知能を活用し、赤ちゃんの泣き声を分析。泣いている理由を知らせてくれるサービスだ。サービス開発のため、病院、妊婦療養機関などから赤ちゃんの音声データを10万個、また7万時間におよぶ新生児の音声データを取得しAIに学習させたという。 Waahは赤ちゃんの意思表現を、空腹、眠気、ゲップ、痛み、温度、湿度の6つに対する反応として分類する。収集された赤ちゃんの泣き声はクラウドに保存され、分析精度が常に向上していく仕組みだ。 Photo by naint 一方、「Nanit」は、赤ちゃんの睡眠パターンを学習。異常の兆候がある場合に知らせてくれるプロダクトで
共感できるものだけに集中する、という仕事のしかた 川島蓉子さん(以下、川島) りかこさんの生き方の信条は「ソーシャルグッド」と伺っています。お仕事でもりかこさんのデザインは、既存の視点への問いや、価値転換への気づきに対する貢献を目的にしていらっしゃいますが、いつごろからそのような考え方になったのですか? 長嶋りかこさん(以下、長嶋) かつて広告代理店にいたとき、次第に仕事に対する違和感が積もっていったんです。当時は、自分が欲しいと思える商品や共感できるクライアントだけを選んで仕事をしていたわけではありませんでした。特に若手の頃は仕事を断りづらく、たとえ自分が買いたいと思えない商品でも、目の前に与えられた目的をデザインによって果たすことに集中すれば、何かが見えるはずだと思ってやっていました。 視覚・言語化する技術は、次第に身についていくんですが、いくらやっても何も見えてこなかった。それどころ
日々の暮らしのなかで、たびたび耳にする「福利厚生」という言葉。その意味するところや制度について、すらすらと説明できる人は意外と少ないのではないだろうか。 就職活動をする大学生に聞いたところでは、福利厚生の整っていない企業は、「会社が従業員を大切に思っていない会社」という印象があり、いまや「ブラック企業」かどうかを見分ける際の指標のひとつにもなっているという。 福利厚生は企業の人気ランキングにも影響 「福利厚生」という言葉は、「福利」が幸福と利益、「厚生」が生活や身体を豊かにすることで、これを合わせたもの。一般的には、企業が従業員に対して通常の賃金や給与にプラスして支給する非金銭報酬と定義されている。つまり、従業員や役員の心身ともに健康な環境を維持するために、企業が給与のほかに提供する制度やサービスなどを総称する言葉という理解でよさそうだ。 この福利厚生の充実度は、就職活動中の学生による企業
いま、世界で最も熱い分野といわれ、大物投資家たちも注目する「合成生物学」。1月24日発売のフォーブス ジャパン 2020年3月号では、「AIが加速させた『合成生物学』600社の衝撃」と題し、急成長を遂げる合成生物学のリーダー企業を特集している。 そのなかから、36歳の科学者が起業した米サンフランシスコのジー・バイオティクス社を紹介しよう。 表紙をクリックするとamazonのサイトにジャンプします。 ワインやビール、カクテルなどの洒落たお酒のイラストと、1本のスタイリッシュなデザインの小瓶の写真が並ぶウェブサイト。米国でパーティーの必需品として、若者をはじめ、多くの酒飲みたちから愛されはじめている製品だ。 「大都市を中心に売り上げは伸びており、月30%の成長を続けています」 そう話すのは、合成生物学企業「ZBiotics(ジー・バイオティクス)」の共同創業者兼CEOのザック・アボット(36)
中距離の高校記録を次々と塗り替えたケインは、陸上界の期待の星だった JONATHAN FERREY/GETTY IMAGES <男性中心の指導現場の認識不足で、女子陸上選手を無月経に追い込む理不尽な特訓が横行> 「アメリカで一番足が速い少女」だったメアリー・ケインがナイキ・オレゴン・プロジェクトに加わったのは大学1年のとき。同プロジェクトはナイキが陸上中長距離の選手育成のため本社のあるオレゴン州に設立した精鋭チームだ。 ヘッドコーチのアルべルト・サラザールは当時「世界一有名なトラック競技のコーチ」だったと、ケインはニュ ーヨーク・タイムズのウェブサイトで公開された動画で語っている。サラザールもケインの素質にほれ込み、「『君はこれまでに私が見た中で最も才能のある選手だ』と言ってくれた」という。動画でケインは、このパートナーシップが破綻した経緯を語っている。 ナイキのシューズの売り込み文句は
アサヒ飲料は、カルピスの乳酸菌研究の成果を生かした機能性表示食品を5ブランドで展開する。都内で岸上克彦社長(右)と粟屋知信・健康戦略部長が会見に臨んだ アサヒ飲料は7月25日の新商品説明会で、健康分野を強化する方針を打ち出した。今年9月から、「カルピス」や「ワンダ」など5ブランドで、頭の働きをサポートする機能性表示食品を展開する。ブランド横断で、消費者の健康意識の高まりに対応していく。 新たに展開するのは「はたらくアタマに」シリーズ。乳酸菌研究の中で発見した成分「ラクトノナデカペプチド」を配合した。ラクトノナデカペプチドは、中高年を対象とした試験で、「注意力の維持」と「計算作業の効率維持」に役立つことが確認されている。 アサヒ飲料は近年、健康分野に注力している。健康関連飲料の2018年の販売数量は15年比で8割増となった。健康分野の成長は、消費者ニーズへの対応という側面もあるが、12年にア
(出所)厚生労働省などへの取材を基に編集部作成 詳しくはこちら 「介護業界の最大の課題はスタッフの確保だ。非常に難しくなっている」──。老人ホーム大手、チャーム・ケア・コーポレーションの下村隆彦社長はこう強調した。下村氏の指摘は介護施設経営者の誰もが抱いている懸念を表している。介護スタッフの有効求人倍率は2018年平均で3・90倍と全職業平均(1・61倍)の2倍を超える。特に都市部での不足感は著しく、東京都の同倍率は6・97(18年8月)に達する。 35年には68万人不足 人手不足の背景には介護職は重労働であるにもかかわらず、低賃金なことがある。厚生労働省によると、賞与込みの介護職員の月額給与は27万4000円と、全産業の平均値(36万6000円)を大きく下回る。同省の担当者は「勤続年数を重ねても、一般企業のように昇進・昇給の道が開けているわけではない」と、低賃金に陥る構造を指摘する。 介
William A. Anders, the astronaut behind perhaps the single most iconic photo of our planet, has died at the age of 90. On Friday morning, Anders was piloting a small…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く