近畿大は平成28年4月に予定する外国語・国際系学部の新設に合わせ、大学の英文名称を現在の「KINKI UNIVERSITY」から「KINDAI UNIVERSITY」に変更することにしている。 英語で発音する際「異様な」や「風変わりな」を意味する「KINKY」と誤解されることも多く、海外の学生が現在の名称を嫌がり、近大への留学を敬遠するのを防ぐ狙いがある。 塩崎均学長は「海外の学会で自己紹介をすると失笑され、良い気持ちはしなかった。近畿は由緒ある言葉だが、名称を変えた方が留学生は来やすい」と話している。 近大によると、「近畿」は古代律令制の広域行政区画「畿内」に由来し「都とその近隣地域」という意味を持つという。 近大は今後、スポーツチームのユニホームや印刷物などの名称変更にかかる費用を試算。学生や卒業生からは「寂しい」「変える必要があるのか」との声もあるという。