■亡き妻の蔵書2500冊 大和高田市昭和町の高橋正夫さん(72)が、昨年亡くなった妻の春枝さんの蔵書約2500冊を自宅で公開する「私設図書館」の開設準備を進めている。蔵書公開で市民の交流を深める「まちライブラリー」の取り組み。膨大な蔵書のジャンル分けや登録などの作業を進めており、来月のオープンを目指す。 蔵書を保管していた大型本棚のある自宅1階のリビングを日中公開する計画。誰でも蔵書を閲覧することができ、希望に応じて貸し出しもする。 春枝さんは大の本好きで、結婚前から何十年もかけて本を集めてきた。リビングは壁一面が春枝さんの専用本棚で、植物や動物関連の本を特に好んで読んでいたという。 ここ10年ほどは寝たきりの状態で、本棚を利用することもなく、使われないまま布で覆われていた。 昨年7月に春枝さんが亡くなり、改めて本棚を眺めた正夫さんが「捨てるのがかわいそう。古い本ばかりだけど、どなたか読ん