記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する河野太郎デジタル相=2024年8月26日午後2時14分、国会内、岩下毅撮影 自民党の河野太郎デジタル相(61)=麻生派=は26日、9月の総裁選に立候補する意向を正式表明した。裏金事件について「政治に対する信頼の回復も急務だ」と述べ、総裁になれば政治資金の不記載があった議員に対し、同額を返納するよう求めるとした。 【写真】麻生派残留で払う「異端児」の代償は 国会内で記者会見した河野氏は「日本の政治資金は非課税だが、報告をきちんとする義務がかかっている」と強調し、政治資金収支報告書のデジタル化などで透明性を確保する考えを示した。その上で「政治への信頼があってこそ、これから遂行しなければならない政策を一つ一つ、国民の理解をいただいて進めていくことができる」と語った。 政治資金の不記載があった現職議員らは計85人。このうち党は、過去5年の不記載総額が500