私は常々、コンパクトデジカメの高画素化は百害あって一利なしと訴えてきました。 小さな撮像素子に画素数だけ詰め込んでも、なんのメリットもありません。 最近ではケータイ端末の内蔵カメラまで200万画素超のものがあたりまえになりました。 先日、ケータイで電車に乗れるのは便利だと思って、お財布ケータイに買い換えたのですが(実際、滅茶苦茶便利です)、この内蔵カメラが207万画素。これは2007年2月現在、画素数としては少ないほうで、324万画素などという馬鹿げた画素数を詰め込んだケータイがたくさん出ています。 ケータイのカメラ機能は、小さな小さなCMOSに記録されますが、そこにこれだけの画素数を詰め込めば、1画素あたりの受光量は極端に減り、色調がまともに得られないのは分かりきっています。 コンパクトデジカメの1000万画素も同じことで、メリットよりデメリットのほうがはるかに大きいでしょう。 実際に、