「参入は容易だが、事業化は難しい」といわれているのがカーシェアリング(カーシェア)事業だ。そんな中で、時間貸し駐車場運営最大手のパーク24は、2009年の事業参入からわずか5年で業界初の単年度営業黒字を達成した。サービス展開地域は34都道府県となり、配備車両数も1万台を超えた。来期以降は黒字拡大が続く見通しだ。 パーク24は昨年12月16日に行った14年10月期連結決算説明会の中で、カーシェア事業の営業損益が初めて1600万円の単年度黒字(前期は6億7000万円の赤字)となり、15年10月期は売上高が147億円、営業利益が5億円に拡大するとの見通しを明らかにした。 14年10月期の売上高は前期比60.3%増の103億9000万円だった。また、同期末の車両数は同43.3%増の1万61台、ステーション(カーシェア用駐車場)数は同31.2%増の5910カ所、会員数は同48.5%増の41万4965