一見美しいホラーゲーム『ブランブル』をプレイしたら「最強の癒し」と「不快すぎる地獄」の反復で“整って”しまった。子供がぐちゃぐちゃに死に続ける不快さで絶望するプレイレポート ホラージャンルでは、ある意味で「前フリ」こそが「豊かな恐怖」を生み出すのではないだろうか。 「怖さ」を求めているものの、ホラーゲームで遊ぶときにプレイヤーは「怖いこと」が起きると予め知っている。そうなれば「恐怖演出」そのものではなく、「恐怖」の正体や恐怖が誰を、どのように脅かすかといった前提。恐怖が訪れる“前”を雄弁に語るほど、「恐怖」は邪悪で嫌悪すべき感覚に育っていく。 ホラーゲーム『Bramble: The Mountain King(ブランブル: ザ・マウンテン・キング)』は、この条件を最大限に活かすことで「最高に不快」(誉め言葉)な表現に満ちた作品に仕上がっていた。 北欧神話にインスパイアされ、フォトリアルなビ
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