夏の風物詩として100回続いてきた全国高校野球選手権大会だが、「その伝統こそが、ある意味で足かせになっている」と指摘するのは、自身も2度、甲子園のマウンドを経験した、元メジャーリーガーの長谷川滋利さんだ。「今、求められるのは『連投させない指導者』と『そんな指導者を雇う学校』」と断言する。100回めを迎えた今大会、これからの100回のために断行すべき甲子園改革とは!? 指導者は「投げさせるため」にいるのではない 8月5日からいよいよ、夏の甲子園の第100回記念大会が開幕します。名門、古豪、新興校に初出場とバラエティに富んだ史上最多の56代表が出揃い、甲子園出場者としても1ファンとしてもどんなゲームが観られるのか、とても楽しみです。 と手放しで言いたいところですが、正直に申し上げると、期待と同じくらい不安もあります。 今年は連日のように酷暑が報じられ、もはや「災害級」とも言われています。その中