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2009年6月23日のブックマーク (12件)

  • 『安藤馨『統治と功利』』

    (元)無気力東大院生の不労生活勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。 学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。 でした。 安藤馨『統治と功利』を読了。 随分と歯応えのあるでした。評判になっていただったので、部分的には目を通していましたが、今回通読しました。 このは、著者の安藤氏が東大に出した修士論文なのですが、修士論文の域を質・量ともに越えています。博士論文をにしたものを私も数多く読んでいますが、それらと比較しても遜色ありません。 ただし、書き方というか、議論の展開に少々難があると思います。議論の流れは、随所で示されるのですが、その通りに進んでいるとは思えない議論の展開に何度か私は迷わされました。 このが行おうとしていることは、著者自身が的確に示しているので、それを引用しておきます。 「功利主義を内在的に検討することで、説得的な功利主義構想

  • 虎ノ門の桜 - おおやにき

    ちょっと用事で虎ノ門に行ったら神社の境内で桜が咲いてました。これはホンモノ。しかし金比羅さんがこんなところにあるとは知らなんだ。 ところでなぜ珍しくそんなところに行ったかというに公開鼎談というものをしたからです。まあ「公開」といってもごく限定的な範囲だったようですが、「幸福とパターナリズム:自由・責任・アーキテクチャ」というテーマでお話ししてまいりました。『自由とは何か』の最後のところで安藤馨説に弱々しい反論をしてみたところに結構関心を持っていただけているようで、ありがたいことです。当日はもう少し具体的なというか、制度的なことに話がまとまったようにも思いますが、これもそのうち公開されるはずなのでそのときにでもご確認ください。 報告のあとの質疑応答とか、パネルディスカッションとかいうのはもちろんすでに何度もやったことがあるわけですが、こういう形式で何かするのは初めてなので結構緊張しましたね。

  • 神は必要か - おおやにき

    というわけで東京法哲学研究会で行なわれた安藤馨『統治と功利』の合評会に行ってまいりました。全体的には、同書の特に理論的な検討の部分に焦点の当てられたコメントが加えられ、著者のリプライ・フロアとの議論にわたってその雰囲気が維持されたので、テンションの高い良い研究会だったのではないかと思います。というか私はメタ倫理回りについては門外漢なので(その一つの理由は私には存在が見えないからですが(だって認識しかないじゃんねえ))、しっかり勉強するつもりで聞きに行って勉強して帰ってきたという有意義なイベントでした。はい。 ところで私から安藤氏に向けられた質問について若干補足しておくと、まず評者である江口先生から安藤にはなぜ功利主義を取るべきかという説明・説得がほとんどないという指摘があったわけです。功利主義の中で取り得るヴァージョンはこれだ、という議論はきちんとなされているが、何故そもそも人々が功利主

    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    大屋雄裕による安藤馨の統治功利主義の解説。
  • on integrity - おおやにき

    というわけで前のエントリに対するbewaadさんからのコメントを受けて若干。要は「官僚にとってintegrityとは何か」という問題だと思うのだが、ここでは二つのレベルにわけて検討する必要があろう。第一は、integrityが尊重されるべき価値であるとした場合に官僚はそれを満たし得るのかという問題、第二はそもそもintegrityは尊重されるべきなのかという問題である。 まず第一点は、民主政においてごく当然であると考えられる以下の三条件が満たされる場合に、官僚がintegrityを持つことができるのか、という問題。 異なった政策パッケージを有する党派(連合)が複数存在し、その間での政権交代がある。 政策を決定するのは議会であり、官僚を含む行政府はそれを執行する。 個々の官僚には、特定の政策パッケージに対するコミットメントがある。 別の言い方をすれば自分が反対している政策パッケージを掲げる党

    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    大屋雄裕と安藤馨の立場の違い。民衆のintegrityに関しては功利主義の安藤とはっきりと対立する。
  • 基礎法学研究会に行ってきた。 - おおやにき

    まあそういう名前の研究会が東大法学部にあるのですよ。12月は門下の後輩2人の修士論文報告だというので久しぶりに出席してきました。名古屋に移って以来ご無沙汰だったので、たぶん6年ぶりくらい。 1については公刊前であるので詳細な言及は避ける。まあ悪い話ではないと思ったが思考の結果として一つの見解にたどりついたのであればその帰結にはきちんとつきあった方がいいだろう(ad hocないいとこどりは試みない方がいい……これは今そうなっているという意味ではない)というのと、一般的なイメージと異ってK氏はnation state buildingを否定していないことはnation state buildingが理論的に肯定されたということとは違うので、そこんとこは別途証明することが課題であろうなあと思う。 もう1はすでに国家学会雑誌(119巻11・12号)に掲載されている安藤馨「功利主義リベラリズムに

    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    安藤と大屋の立場の違いについて。短いが案外重要なことを言っている。
  • らばQ:心にズドン…90歳の老人が語る45の人生の教訓

    心にズドン…90歳の老人が語る45の人生の教訓 年の功とは言ったもので、人生経験を積み重ねた人の言葉には重みがあります。 お年寄りの語るちょっとした助言の中には、人生を歩んでいくためのヒントが隠されていることが少なくありません。 アメリカ・オハイオ州に住む、齢90歳になるリジャイナ・ブレットさんが「人生が自分に教えた45のアドバイス」を書かれています。 含蓄あるものが数多くありますので、ぜひご覧ください。 1. 人生は公平では無いけれど、それでもいいものだ。 2. 疑わしいときは、次の一歩は小さく歩もう。 3. 誰かを嫌うには人生は短すぎる。 4. 病気になると仕事は自分の面倒をみてくれない。友人や家族がしてくれるのだから連絡を取っておこう。 5. クレジットカードの支払いは毎月全額支払っておくのだ。 6. すべての口論に勝たなくていい。反論にも賛成してみよう。 7. 誰かと一緒に泣こう。

    らばQ:心にズドン…90歳の老人が語る45の人生の教訓
    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    4とか6とか14とか20とか29とか、自分で気付いたらある程度楽になった覚えのあることが。一世紀近く生きると45にも積み重なるんだな。
  • 司法の勉強をしている学生からノートパソコンを盗んじゃいけない理由 : らばQ

    司法の勉強をしている学生からノートパソコンを盗んじゃいけない理由 まぬけな泥棒の記事をいくつか紹介してきましたが、今日紹介する泥棒は別にまぬけだったというわけではありません。 ただし司法を勉強する学生からはノートパソコンを盗んではいけない、ということは学んだようです。 アリゾナ州で司法の勉強をするアレックス・ボッツィオスさんのアパートに、野球のバットを持った泥棒が早朝、窓から侵入してきました。 ボッツィオスさんが目覚めると同時に、泥棒のガブリエル・ソウシードはバットで頭を叩き割ると脅しました。 命の危険を感じたボッツィオスさんは、その時点で財布とギターをあきらめるつもりでしたが、泥棒はそれだけでなく、ノートパソコンをも盗もうとしたのです。 それを見たボッツィオスさんは、「おい、ダメだ、やめてくれ!事件のメモがそこに全部入ってるんだ!俺の4ヶ月分の勉強なんだぞ!」 泥棒は法学の勉強4か月分と

    司法の勉強をしている学生からノートパソコンを盗んじゃいけない理由 : らばQ
    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    こ、これはものすごくよくわかるなあ…
  • 民主党が勝ったら、郵便事業は…?:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 次の総選挙で民主党が政権を取ったら、郵便事業が大きな影響を受けるのは必至だ。鳩山由起夫民主党代表は「政権交代の暁には郵政民営化の見直しを真っ先に行う」と公言している。しかし、見直しとは具体的には何を指すのだろうか。 今さら民営化をやめるというのは現実的な選択肢ではない。郵政が2007年10月に株式会社化した時点で民営化自体は既に終わっている。それを再び公社や行政機関に戻すところまで鳩山民主党が覚悟しているとは思えない。 組織改革で「民営化見直し」? 民営化の次のプロセスは、来年度にも予定されている、ゆうちょ銀行・かんぽ生命の上場と、それに続く完全民営化だ。小泉純一郎内閣時代に成立した郵政民営化関連法を改正して、これをひとまず凍結する。 しかし

    民主党が勝ったら、郵便事業は…?:日経ビジネスオンライン
    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    もう想定しておかなきゃならない時期に入ってしまった。
  • 「為念」を「念のため」とするのは漢語的にはおかしい。 - 枕流亭ブログ

    為念 ってなんですか?(人力検索はてな) 為念って念のためという意味と思いますが辞書にありません。ある程度公式な文章に...(Yahoo!知恵袋) 「為念」は「念のため」と読むもので、しかもそれが漢語・漢文がもとだと思われているらしい。 『漢書』巻77王吉伝 「願留意、常以為念。」 小竹武夫訳『漢書6列伝III』(ちくま学芸文庫)P276 「どうかこのことをお忘れにならず、つねにお心にとめていただきとうぞんじます。」 『三国志』巻6魏書6董卓伝(裴注所引張璠『漢紀』) 「努力謝關東諸公、以國家為念。」 今鷹真・井波律子訳『正史三国志I』(ちくま学芸文庫)P432 「どうか、関東の諸侯によろしく伝え、国家を忘れぬようにいってくれ」 『三国志』巻9魏書9曹真伝 「臣昔從遼東還、先帝詔陛下・秦王及臣升御牀、把臣臂、深以後事為念。」 井波律子・今鷹真訳『正史三国志II』(ちくま学芸文庫)P179

    「為念」を「念のため」とするのは漢語的にはおかしい。 - 枕流亭ブログ
    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    何となく「為念」とするのは「念のため」より丁寧でない感じがして使っていなかったが、それどころか間違っていたわけだ。
  • 会社が倒産した

    玉砕覚悟でずっとやっていたわけだけど、ついに倒産が決定した。 まあ厳密にはまだ倒産してないな。まだ事実上の倒産。従業員を全員解雇して事業停止する段階。 あとは債権管理者とかが処理してくれるんだと思う。 事務処理的なことはよく分からないので以下自分の視点で。 私が解雇されるのは月末なので、とりあえず月末まで待って、しばらくしたら監督署の倒産認定処理が終わるだろうから、それから未払賃金の立替払制度の申請をする予定。 笑っちゃうくらい未払いが溜まっているんだけど、立替してもらえるのは過去半年間でかつ8割まで。これは仕方ない。 国の保障制度があるから大丈夫と言われてそのまま鵜呑みにしていたのが悪い。 気付いたのも遅かったけど、じつはあまり期待もしてなかった。 社長は金がないと言ってるけど当は億単位の隠し財産があるんじゃないかとか色々噂されている。 でも当にあったとしても株式会社の資産と個人の財

    会社が倒産した
    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    変な言い方だが、「ちゃんとつぶしてもらえた」のだなあと思ってしまった。そうすればもらえるもんはある程度もらえるし今後の道もでてくる。因みに僕は取引先に夜逃げされたことがある。あんときゃ殺意を覚えた。
  • ネットの炎上は人類進化の必然で、健やかなる新時代を拓く鍵かもしれない - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ

    目次 ●ネットの誹謗中傷揚げ足取り炎上で苦しむ人と喜ぶ人 ●宇宙が熱平衡へ向かうように、人類社会は偉さの平衡(=平等)へと向かう ●ネットの誹謗中傷揚げ足取り炎上の3つの格差是正機能 ●この社会にエリートはいらない ●なぜエリートがいなくても、社会が機能するのか? ●経済体制の革命では「偉さ格差」は是正できないということは、歴史が証明している ●人類史上唯一Webだけが、共産革命という劇薬によってもなしえなかった根的な「平等革命」を引き起こす ●会社は社員を馬車馬のように働かせるために、「偉さ格差」を利用する ●権力者は、人々の「生活基盤を人質」にすることで、人々を支配する ●Webが人質を解放することで、人類史的な進化が引き起こされる ●Web革命によって斃される運命にあった梅田氏が、Web文明の旗振り役をやったという歴史の皮肉 ●梅田氏が「残念」と斬り捨てた日のWebの生態系こそが

    ネットの炎上は人類進化の必然で、健やかなる新時代を拓く鍵かもしれない - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ
    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    ふろむだ氏、梅田を批判的継承?|フレーミングはリアルでいえばリンチや暴動みたいなもので、根本的なところで何も変わっていない気もする。
  • 個別の犯罪が関連を持って継続する系統的な被害 - 地下生活者の手遊び nornsaffectioさんのコメントより

    1 前回エントリのコメント欄がだいぶ深くなりましたし、id:nornsaffectio氏への返事が長くなったので、エントリとして独立させます。 今回応答するといっていたのに申し訳ない。コメント欄の継続だということでご理解ください>sk-44氏 2 >>性犯罪の二次被害・三次被害は「他者危害」「人権侵害」といってよいレベルにあるとお考えにはなりませんか? >人権侵害でないと言った覚えはありませんが。僕はたんに人権の制約根拠(!)としての「他者危害」に話を及ぼしても、ただ公権力を出動させるほどの危害harmではないと当局に突っぱねられて終わりだから、無意味だよと言っているわけです。 え? 人権侵害といえばよかったのですか? それならそれでいいのですが、人権侵害といういい方をしてだいぶ反発をうけていたので・・・ それと 当局に要請するつもりなどないので、「当局に突っぱねられて終わりだから、無意味

    個別の犯罪が関連を持って継続する系統的な被害 - 地下生活者の手遊び nornsaffectioさんのコメントより
    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/06/23
    やれやれ、僕も修行が足らんな。|id:PledgeCrew返す言葉もございません。他者危害という言葉をharm principleそのものだと思っていたので、前者と後者が一体化してましたorz|ミル読み直そう…