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ブックマーク / wedge.ismedia.jp (9)

  • おとぎ噺で人工知能の〝素顔〟を伝える 川添 愛・小説家

    生活を便利にする人工知能。だがその仕組みを私たちはどこまで知っているだろうか?人工知能、特に「言葉の認識」について、その難しさを伝えようとする小説家がいる。 川添 愛(かわぞえ・あい):1973年生まれ。九州大学文学部文学科言語学専攻卒業、同大学院博士号(文学)取得。2016年まで国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授を務め、小説家として独立。『自動人形の城 人工知能の意図理解をめぐる物語』など著書多数。(写真・山広樹) 「人工知能AI)の基礎となる情報科学や数学は、専門家以外から見れば魔術的でミステリアスな分野です。物語を通じ、噛(か)み砕いて世に伝えていければ」と、AIをテーマに据えた小説を出版した川添愛は語る。 元々は大学で文系の言語学を学んでいた。博士課程の最中、国立情報学研究所で研究アシスタントとして働き始めたのが転機となり、理系である自然言語処理の分野に飛び込む。

    おとぎ噺で人工知能の〝素顔〟を伝える 川添 愛・小説家
    nosem
    nosem 2019/10/01
  • 「年収160万円」からの脱出、還暦を機に大学教授を目指してみた

    働き方改革の中には高齢者の活用が入っている。5月15日には政府は「未来投資会議」で、70歳までの雇用確保を企業に求めている。けれども60歳、65歳、70歳になって希望するような職につくことができるのだろうか? 甚だ疑問だ。現実の一例として筆者の恥ずかしい体験の数々を読者だけにこっそりと教える。求職者、企業経営者、政策に携わる人々はそれぞれの立場でぜひ参考にしてもらいたい。 昨年の今頃私は大学生の息子とアルバイト合戦に興じていた。どちらが短時間で儲けることができるか? (別の表現では、額に汗水垂らさず儲ける)の勝負をしていた。 あああ、こんなはずではなかったのに… その1年半前まで私はあるプラント系の会社に請われてベネズエラにいた。熱海を思わせる景勝の、けれども犯罪が多発するようになった海辺の町で、中国企業と韓国企業のお目付け役をやっていた。ベネズエラのPDVSA(石油公社)の中のインハウス

    「年収160万円」からの脱出、還暦を機に大学教授を目指してみた
    nosem
    nosem 2019/05/27
  • 男性でも女性でもない、ドイツで「第三の性」が可決

    ドイツ連邦議会は昨年12月14日、男性でも女性でもない第三の性とされる「インターセックス(性分化疾患)」を認める改正案を可決した。対象者は、出生届に「多様」を意味する「ディバース」が書き込まれ、欧州で初めて公式認定されることになる。 性分化疾患とは、遺伝子的にも解剖学的にも、性が男性でも女性でもない状態のこと。例えば、外見が女性でも、子宮や卵巣がなく、精巣を持ち、多くが女性として一般認識されていく。 ドイツ政府は13年、この性別問題の取り組みを開始し、対象となる新生児の出生届で、性別欄の無記入を許可。左右連立のメルケル政権は、17年に改正案に着手した。今回の改正案通過で、当事者は出生届、パスポート、運転免許証など、行政文書に「ディバース」と記載することが可能になる。 しかし、対象者が性分化疾患かどうかを判断するには、医師の診断が必要とされ、これを不服とする声もある。「レズビアン・ゲイ連盟」

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    nosem 2019/02/05
    中性?
  • なぜAIは囲碁に勝てるのに、簡単な文がわからないのか

    なぜAIは囲碁に勝てるのに、簡単な文がわからないのか 『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』川添愛氏インタビュー 昨年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の30語にノミネートされた「AIスピーカー」。最近のビジネス界で関心を集めているトピックの1つは「AI人工知能)」だろう。昨年、GoogleDeepMindが開発した「アルファ碁」は、トップ棋士柯潔氏との3番勝負で3局全勝をあげるほどに進化している。しかし、それだけ進化している人工知能は、なぜ我々と同じように会話することができないのか。 人工知能を通して、人間が言葉を理解する仕組みを子どもでもわかりやすく描いたのが川添愛氏の『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』(朝日出版社)だ。今回、川添氏に人工知能はどうして言葉を理解できないのか、また今後人工知能に我々が支配されてしまうのか、などについて話を聞いた。 ――書は、「働きたくな

    なぜAIは囲碁に勝てるのに、簡単な文がわからないのか
    nosem
    nosem 2018/01/30
    “理論言語学を専門としていると言うと「何カ国語話せるのか」などと聞かれたりする”
  • 土台から崩れゆく日本の科学、疲弊する若手研究者たち

    国内の大学の最高峰、東京大学。その将来有望な若手研究者が働く研究室─―そこは、そのイメージとはほど遠い苦境に陥っていた。 東大で物理学を研究する高山あかり助教は、研究室の現状をこう語る。 「プリンターのトナーや紙、そういった必需品の購入にも気を遣います。研究室の机と椅子も、他のところで不要になったものを譲ってもらいました。研究のためのは自腹で買うことも多いですね」 こうした物品の購入など研究を行うための経費は、基的に各研究者に配られる「国立大学運営費交付金」から支払われる。これは文部科学省から各国立大学の財布に入り、そこから各研究者に配分される補助金だ。国立大学の研究者にとって運営費交付金は何にでも使える「真水」であり、研究の基盤となる資金だ。 昨今ノーベル賞を受賞した研究も、こうした自由に使える基盤的経費が充実していた恩恵が大きいことは、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東大教授

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    nosem 2017/11/28
    もう私大や民間にまかせるしか...
  • もし日本語が英語に取って替わられたら?アイルランドで起きた言語交替

    もし日語が英語に取って替わられたら?アイルランドで起きた言語交替 『英語という選択』 嶋田珠巳教授インタビュー 数百年後、毎日話す言葉が日語ではなく英語になっていたら……。これだけ英語の早期教育が叫ばれ、小学校での英語の教科化が決定した日ではあながちあり得ない話でもないのかもしれない。 事実、アイルランドは世界に名だたる文学などを擁していたにもかかわらず、わずか200年ほどでアイルランド語よりも、英語が多くの人の日常の言葉となってしまったのだ。 そのような言語交替はどのように起きるのか。また現在のアイルランドで話している英語はどんな英語なのか。『英語という選択 アイルランドの今』(岩波書店)を昨年上梓した明海大学外国語学部教授で、言語学が専門の嶋田珠巳氏に話を聞いた。 ――お恥ずかしながら、アイルランドと聞いてアイリッシュパブやギネスビールくらいしか思い浮かばなかったのですが、どんな

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    nosem 2017/04/11
    “アイスランドと間違えられることもよくあります(笑)。”
  • 「9.3大閲兵式」から垣間見える中国の矛盾

    7/7、9/18、12/13。日人はあまり知らないが、中国では日中戦争の記念日として広く認知されている日だ。それぞれ盧溝橋事件、柳条湖事件、南京事件が起こった日である。しかし2013年以前は中国の国民でも9/3が何の日か答えられる人は少なかったのではないだろうか。 中国では2014年から突然9/3が抗日戦争に勝利した記念すべき日となった。そして戦勝70周年にあたる今年、国家の威信をかけた大閲兵式が挙行された。「9.3大閲兵式」の意味と意義はじつのところ明確ではない。そこには習近平政権のイデオロギーと内政や外交についての矛盾を含んだ意識や思惑が込められている。 “中国”と “中華人民共和国”の同一視 中国歴史を前面に押し出した演出 「9.3大閲兵式」では、中国の指導者らが天安門に登る前に、習近平夫と来賓の各国首脳らとの挨拶が行われた。象徴的だったのは、天安門の後ろに広がる故宮(元の紫禁

    「9.3大閲兵式」から垣間見える中国の矛盾
    nosem
    nosem 2015/09/06
    ま,中国のダンスにステップを合わせてやる必要もないわけで
  • 場面に「ふさわしい」日本語 身近に感じる言語学

    私たちが普段当たり前のように使っている言葉。「美しさ」や「正しさ」を日常で気にすることはあるかも知れないが、もっと根的な言葉がどのように理解されるかまで考えることは少ない。言葉を科学的に研究する言語学を専門にし、5月に『日語は「空気」が決める 社会言語学入門』(光文社新書)を上梓した一橋大学国際教育センター・言語社会研究科准教授の石黒圭氏に、「美しさ」や「正しさ」に代わる、日語の新たな捉え方について聞いた。 ――日語の「正しさ」について書かれたが書店には並んでいます。そうしたへの懸念として書を書かれたのでしょうか? 石黒圭氏(以下石黒氏):おっしゃるとおりです。日語を「正しさ」の次元からではなく、「ふさわしさ」の次元から考えてほしいという思いを込めて、書を書きました。 「美しい」「正しい」という二つの形容詞が、昨今、売れる日のキーワードになっています。しかし、言葉を

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    nosem 2013/06/28
  • ポスドクは今の半分以下でいい 「産学連携」を大学変革のトリガーに

    「高学歴ワーキングプア」という言葉とともに、「ポスドク問題」が国会やマスコミで騒がれたのは、もう2年以上も前のこと。最近では報道もすっかり下火になってしまったが、問題はいまだ解決されていない。省庁からの多額の補助金に支えられ、行き場のないポスドクを増産し続けることは、日の将来に暗い影を落とす。産学連携や研究人材のキャリア支援などの立場から日のポスドク問題と向き合い、これまでも積極的な提言を行ってきた橋昌隆氏(フューチャーラボラトリ代表取締役)に、改めてこの問題の背景と、解決の糸口を伺った。 ──博士号を取っても就職先が見つからず、そのまま研究室に非常勤雇用として残るポスドクには、毎年多額の税金が使われていると聞きます。橋社長は、就職先のない大学院は思いきって閉鎖したほうがよいと主張されていますが、その根底にある考え方をお聞かせください。 橋氏:まず、ポスドクの数は今の半分以下で充

    ポスドクは今の半分以下でいい 「産学連携」を大学変革のトリガーに
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