『藤子・F・不二雄大全集 パーマン 7』を読んでいたところ、別紙壮一プロデューサーが巻末に寄稿していた。シンエイ動画のたちあげにかかわり、最近に退職するまで専務取締役までつとめていた人物だ。 もともと『ドラえもん』を制作するためシンエイ動画が生まれ、放映できるまでにかけた苦労が語られる。その苦労のひとつとして、アニメ化権料を支払うかわりにレポート提出を求められたくだりが出てくる*1。 アニメ化の権利をおあずかりするにあたって、いくらかお支払いしようとしたのですが、藤本先生は「お金はいりません。その代わり『ドラえもん』をどうしたいのか、『ドラえもん』のどこが好きなのかということをレポートにして提出してください」と言われました。 私や楠部は文才がなかったので、当時一緒に仕事をしていた高畑勲さんに『ドラえもん』を読んでもらってレポートをまとめてもらいました。それをお持ちしたところ「わかりました、