勤務時間中に職務用のパソコンを使って株取引を行ったとして、公安調査庁は25日、神戸公安調査事務所の男性所長(54)を停職1カ月の懲戒処分にし、発表した。所長は同日付で依願退職したという。 公安庁によると、所長は昨年1月から今年12月、所長室で職務用のパソコンや自分のスマートフォンを使って株取引を約300回行い、国家公務員法(職務専念義務)に違反したという。今年11月、「所長が不適切な行為をしている」という情報が公安庁人事課に入り、調査していた。 所長を監督する立場にある近畿公安調査局の現在と前職の局長も厳重注意処分とした。