ニュージーランド・オークランド地方裁判所でビデオリンク方式で行われた尋問の画像に登場したフィリップ・ジョン・スミス受刑者。ラジオ・ニュージーランド提供(2017年3月16日入手)。(c)AFP/RADIO NEW ZEALAND/Murielle BAKER 【3月16日 AFP】殺人や児童性的虐待の罪で終身刑を受け服役中の男が、刑務所でかつらを没収されたのは人権侵害に当たると訴えていた裁判で、ニュージーランドの高等裁判所は16日、男の主張を一部認め、かつらは「表現の自由」との判断を示した。 フィリップ・ジョン・スミス(Phillip John Smith)受刑者(42)は1996年に終身刑を言い渡されたが、2014年1月にオークランド(Auckland)の刑務所から仮釈放された際にブラジルへ逃亡した。このとき、スミス受刑者は「自尊心を高めるため」として2年前に着用を認められたかつらをかぶ