「観たけど、意味不明!」 「結局なんだったのか、モヤモヤする」 「2回観た。でもやっぱりわからない…」 9月18日に日本で公開された映画『TENET テネット』は、週末動員ランキングで2週連続トップに立った。3週目に突入しても、その勢いは衰えていない。久々の洋画の大ヒット作として注目を集めているにもかかわらず、SNS上には「わからない」という声もあふれている。 たしかに、主人公が「時間逆行」を利用して人類の危機を救おうとする物語は、時間が順行する世界とのシンクロ、時制の把握しづらさ、誰がどんな目的で行動しているのか不可解な謎など、とにかく観客を混乱させる要素だらけ。なぜここまで「理解不能な映画」がヒットしているのだろうか? まずヒットの最大要因として挙げられるのが、「観客の渇望感」。新型コロナウイルスの影響で、ハリウッド大作の公開がほぼストップしているなか、「とにかくスゴいものが観られるら
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