震災の影響による電力不足の長期化をおそれ、名古屋や大阪などに会社機能の移転を検討する会社が徐々に増えているようだ。 まっさきに東京を飛び出して揶揄された外資系企業だったが、いまになって日本企業も追随している。危機対応やリスク評価、経営者の判断について、日本企業でも見習う点があるのではないか。 「外資は電力不足まで見越していた」 地震の直後、SAPジャパンやアウディジャパン、H&M、イケアなどの外資系企業が、東京オフィスを一時閉鎖したり、西日本に業務機能を一部移管したりした。いまも大阪に機能移管を続けている会社もある。 これに対する批判は一部で強くあり、サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏が、 「東京から逃げるヤツや海外に逃げるヤツは、二度と来るんじゃねぇよ」 と怒りをぶちまけたことが話題となった。 ラモス氏の発言に対し、ネット上には「よくぞ言ってくれた!」「ラモスさんかっこいい」と共感する声が
東京電力福島第1原発の事故で避難指示が出され、町民約1300人が役場機能ごと県外に集団避難した福島県双葉町で生まれ育った無職、佐藤庄平さん(76)は大震災後、福島市内で妻(71)と避難所生活を送っている。自宅は福島第1原発から約3キロ。放射線の影響は心配だが「もう年だし、新しい土地では生活できない。故郷で暮らしたい」と話す。 「昔、あの辺は飛行場だった。トロッコ引いて土地をならしてさ。戦後は塩田で栄えたな」と振り返り、「思い出のほうがずっと大切」。住み慣れた県内に夫婦で残ろうと決意した。 福島第1原発の建設やメンテナンス作業に携わった。「事故は国と東電の人災だ」。そう言い切る一方で「原発を造った一人として、責任を感じる」と胸の内を明かす。 妻の母親は101歳。病気のため遠方に連れて行くのは難しいという。
「赤プリ」の愛称で親しまれ、老朽化などを理由に55年の歴史に幕を閉じる「グランドプリンスホテル赤坂」(東京都千代田区)で31日、閉館セレモニーがあった。従業員が一列に並び約700人の宿泊客を見送る中、最後の宿泊客が午後0時半ごろにチェックアウト。「思い出をありがとう」。利用客から寄せられたメッセージが披露され、従業員らが涙を流して閉館を惜しんだ。 同ホテルなどによると、ホテルは1955年に「赤坂プリンスホテル」として開業、07年に今の名称に改名した。六本木に近い立地条件や高級なイメージから、80年代後半から91年までのバブル経済期に若者たちの憧れのホテルとして名をはせた。特に高級レストランや高級ホテル、リゾートで過ごすスタイルが大流行したクリスマスシーズンの予約は9月末には埋まり、クリスマスにチェックアウトした客がその場で翌年分を予約したほど人気を集めた。 閉館後は、解体が始まるまでの
岡山大大学院自然科学研究科の池田直教授(放射光科学)らのグループは、電子材料に安価な酸化鉄化合物を用いた光発電装置の開発を進めている。池田教授によると、光吸収率は既存のシリコン製太陽電池の100〜1千倍といい、「雨の日や夜間でも発電が可能な“夢の太陽電池”になる」という。大幅な製造コスト低減も見込め、2015年までの実用化を目指している。 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)が発電時に全く出ない太陽光発電は、クリーンなエネルギーとして発電装置である太陽電池パネルなどの需要が世界的に急増。だが、主原料のシリコンが高価で導入費用が高く、太陽からの可視光が注ぐ日中しか発電できない欠点がある。 池田教授によると、研究中の酸化鉄化合物は太陽光のうち常に降り注いでいる赤外線にも反応し、「曇りや雨の日はもちろん、夜間でも発電できる」としている。また、現在の太陽電池はパネル状だが、化合物は元々粉末
首都圏(東京電力の管内)では来たるべき夏に、危機的な電力不足が予想されている。7月末の需要予測が5500万kW、現在の供給量が3650万kWであり、これから火力発電を復活させるなどして、せいぜい1000万kW程度の上積み。まだ850万kWが足りないという。 そんななか、番組によれば、不足分の約4割、330万kWを供給できる「最後の選択肢」があるという。新潟県の柏崎刈羽原発が中越沖地震後、全7基中3基が停止しており、これを再稼働させれば330万kwを発生できるそうだ。 げんぱつと聞いて、コメンテイターの鳥越俊太郎が「うえー」と、もううんざりだといった声を出す。福島原発の惨状を見て、原発はすぐにでも廃止したいと思っても、現在の電気に頼った生活はいまだ原発に支えられているのが皮肉だ。 もっとも、柏崎刈羽原発についていえば、運転再開には地元自治体の同意が必要で、それはかなりむずかしいだろう――とい
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第二次大戦以降、初めて日常性の断絶を日本人が経験している。三島由紀夫が呪詛した日常性が終ったのである。この悲惨な現実を克服する過程で、新しい復興という時代精神がこの島国に胚胎するかもしれない。
3月30日、巨大地震と大津波で被災した福島原発から深刻な放射能汚染が広がっている。「想定外だった」と政府・東電が繰り返す未曽有の大惨事となった。写真は28日、福島県で放射線量の検査を受ける女性(2011年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 30日 ロイター] 巨大地震と大津波で被災した東京電力9501.T・福島第1原子力発電所から深刻な放射能汚染が広がっている。「想定外だった」と政府・東電が繰り返す未曽有の大惨事。 ロイターが入手した資料によると、事故の直接の原因となった大津波の可能性について、実は東電内部で数年前に調査が行われていた。なぜ福島原発は制御不能の状態に陥ったのか。その背後には、最悪のシナリオを避け、「安全神話」を演出してきた政府と電力会社の姿が浮かび上がってくる。 底知れない広がりを見せる福島第1原発からの放射能汚染。敷地内で原子炉から外部に漏れたと思われるプ
日本列島が養える適切な人口は最大でどの程度なのでしょうか。 外国人移民を導入して日本の人口を3億人にするというようなトンデモ政党の主張もありますが、健康で文化的な生活を営める住空間、もう少し高い食糧自給率、などを考えると、人口が多ければよいというものでもないと思われますし、高度成長期には住宅不足が問題になっていたはずです。 地球全体規模だと「成長の限界」などの推計がありますが、とりあえず日本列島に限定した場合、どれくらいの人口が最大限度となるでしょうか。ただし、世代間の人口バランスによっても養える人口は大きく変わると思いますので、「理想的な人口バランスの場合」と「将来的に予測されている日本の人口バランスの場合」での推計などがわかると嬉しいです。 なお、データに基づいた根拠ある推論を求めます。思いつきや憶測は要りません。
「被ばく線量最大、自分でいい」=難航、緊迫…―福島原発派遣の東京消防庁隊長 時事通信 3月24日(木)18時9分配信 「被ばく線量の最大値が自分でよかった」。福島第1原発3号機への放水に参加した東京消防庁第3方面本部消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)の石井泰弘部隊長(47)が24日、時事通信の取材に応じ、緊迫した作業を語った。 石井隊長は18日午後5時すぎ、周囲の放射線量を測定できる「特殊災害対策車」に乗り込み、先陣を切って敷地へ入った。放射線量の高い区域を調べ、放水車などの配置を決めるためだ。しかし、作業は難航した。水を吸い上げる予定の岸壁は崩壊し、別の地点からホースを伸ばす経路では、津波で横滑りした巨大タンクが行く手を遮る。隊員が屋外に出て、人力でホースを運ぶ方法も強いられた。 石井隊長らはホース運搬部隊の被ばく線量を測定。隊員は胸に線量計を着用しているが、作業中は確認する余裕
「万が一」が頭をかすめる。それでも逃げずに危機に立ち向かった、自衛隊、ハイパーレスキュー、原発作業員たち。いまこのときも現場で奮闘する彼らの姿を紹介しよう。 * * * 「おーい、いまのうちにタバコ吸っておけ」 海上自衛隊の印字が目立つ赤い大型消防車から降りてきた中年の自衛官は、隊員たちにこう呼びかけた。彼らが寄った福島県内のパーキングエリアは、福島第一原発から30キロ圏外にあり、原発事故に対処する自衛官らの中継地点となっていた。若手の隊員たちが後ろでタバコを吸いはじめるなか、隊を率いる幹部は、我々の取材を嫌がるそぶりも見せず、あっさりとこういった。 「明日から原発への放水に入ります。内容は報道されているとおりですよ」 取材した3月20日朝のテレビ・新聞は、福島第一原発に入った自衛隊の消防車が、至近距離から使用済み核燃料プールへ放水する様子を伝えていた。彼らは翌21日よりこの作業を行なう千
福島原発の冷却作業には、東電の下請け企業の職員も参加している。冷却作業に参加した作業員によれば、地震直後の2~3日は徹夜での交代体制で、食事もビスケットとペットボトルの水など、ろくなものがなかったという。水が止まり、シャワーも浴びることができないなか、みなの口癖は「頭かゆいな」だった。厳しい状況下で、彼はなぜこんな危険な仕事を引き受けたのか。 「僕たちは下請けなので復旧作業がどう進められているか詳しくはわかりません。作業員は僕のように下請け会社で受けたり、個人で受けたり、様々な形で募集が広く行なわれています。 高額な報酬に心が動いたのは確かです。でも、今後の仕事のことや人間関係などを秤にかけて……特に人集めに必死だった社長の説得に押し切られて……でも、行ってすぐに後悔しました。正直、この件についてはもうこれ以上話したくないです。これは口止めされているからというだけではない。もしかしたら、将
福島第一原発の冷却作業では、自衛隊やハイパーレスキュー、電発作業員など、多くの人々が最前線で奮闘している。こちらは、21日より現場で作業に当たった自衛隊の部隊の活躍ぶり。 * * * 「人員削減のせいで人数が足りない。でも、『宣誓』してるからね」 年長の31歳隊員がいった。「宣誓とは何か?」と記者が聞くと、自衛隊に入隊するときに読み上げるのだという。おもむろに彼がそらんじると、年若の二人も後に続いた。「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓います」つかのまの合唱の後、「宣誓にウソはつけないから」と31歳隊員はいった。 不安がないといえば、ウソになるだろう。原発周辺に展開するNBC(核・生物・化学)テロ対処能力を持った「中央特殊武器防護隊」を除けば、多くの部隊が放射能の専門外。「人員も装備も十分ではない」(防衛省関係者)のが実状である。それで
原子力は現在、日本の電力供給の約4分の1を占めている。しかし、福島第一原発の事故を受け、その見直しは避けられない。原子力に替わる新たなエネルギーは何か。エネルギー問題に詳しい東大名誉教授の安井至氏の提言は興味深い。 * * * 1000年に1回といわれる大災害とはいえ、現実に原発に事故が起きてしまった。住民の反発も考えられ、今後、福島の原発を使うことはできないだろう。原発そのものへの反発が高まり、別の場所での新規建設もまず不可能と思われる。 原発からの電力が途絶えたため、関東圏では鉄道の間引き運転や計画停電が実施されている。これから春に入れば電力需要は緩和し、計画停電は不要になるかもしれないが、問題はその後だ。原発なしでは夏場のピーク時の電力需要に対し、供給は絶対的に足りない。おそらく東京23区内の都心部まで計画停電の範囲が広がることになるだろう。 では、原発に替わるものがあるのかというと
この度の東日本大震災被災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、 そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。 私たち一旅行会社が出来ることとして、物価も手頃で、物資調達も比較的容易で過ごしやすい海外の地で、落ち着くまでの一定期間を過ごされるという選択肢もあるのではないかと考え、現地ホテル様、航空会社様からも「何か支援をしたい」という声もいただき、当社で形にし特別料金にて本プランを提供することが実現いたしました。 本プランは、被災された方々への特別プランです。趣旨をご理解いただき、プラン内容をご確認の上、ご予約いただきたいと思っております。また、海外の渡航先ではH.I.S.海外支店の日本人スタッフ又は日本語を話せるスタッフより、現地で長期滞在するための情報などをお伝えする特別プランを組み込み、一般の
東日本大震災の後、国民や企業の間に自粛ムードが広がっている。歓送迎会の中止にとどまらず、結婚式の延期も続出。企業CMも大幅に減った。 人気の結婚式場「八芳園」(東京都港区)では、挙式や披露宴の延期が60件超に上った。東北に住む来賓が被災したなど直接関係する理由もあったが、半分以上は「こういう時期に祝い事は自粛したい」。中止になった3、4件も含め、特別に無償で応じたという。 弁当やオードブルを配達している「エブリィ」(荒川区)。卒業式の謝恩会や歓送迎会用の約300人分の予約が全て取り消された。「派手なことは控えたい」「電車が動かず人が集まらない」などの理由で、「入社式をやめた」も。花見で最も忙しい時期のはずが、予約は例年の1割に満たない。 都も、花見の名所として知られる上野公園などで宴会の自粛を求めており、石原慎太郎知事は「一杯飲んで歓談する状況じゃない」としている。 関東地方で約5
シリア 混乱収拾見通し立たず 3月30日 10時2分 反政府デモが続く中東のシリアでは、アサド大統領が事態の沈静化を図るため内閣を総辞職させましたが、引き続き各地でデモが呼びかけられており、混乱が収まる見通しは立っていません。 アサド大統領が親子2代で40年にわたって独裁的な政権運営を続けるシリアでは、先週から全土に反政府デモが広がっており、治安部隊との衝突でこれまでに少なくとも60人が死亡しています。こうしたなか、アサド大統領は29日、現在のオタリ首相が率いる内閣を総辞職させ、30日にも新しい内閣を発足させる見通しです。反政府デモの高まりを受け、アサド大統領は、半世紀にわたって国民生活を制約してきた非常事態宣言を解除することを含めた政治改革を行うと発表しており、それに先立ち内閣を刷新することで改革に取り組む姿勢を示し、国民の不満を和らげるねらいがあるものとみられます。しかし、国民の間では
【ロサンゼルス時事】東日本大震災で、米国救援隊の一員として東北地方に派遣された日系4世の消防士アツシ・ウエハラさん(42)が29日、ロサンゼルス市内で救援活動についての報告会に出席、災難のさなかでも礼儀正しい被災者の姿に感銘を受けたと語った。 ウエハラさんは地震翌日の3月12日、ロサンゼルス郡消防局の同僚73人と共に青森県の米軍三沢基地に到着後、1週間にわたって岩手県大船渡、釜石両市で活動。被害の甚大さを目の当たりにし、両親ゆかりの広島に行った経験から「原爆投下後の広島を連想した」というほど驚いた。 そんな中で「倒壊したカラオケ店のそばにいた女性オーナーが、『何もありませんが』と言って煎餅を差し出してくれた」ことに最も強い印象を受けたという。 ウエハラさんは「ベストを尽くし6遺体を見つけたが、生存者は一人も発見できなかった」と肩を落とす。「将来また東北を訪れ、復興した姿を見たい」とい
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