南タラバガニとはマゼラン海峡以南に生息するタラバガニの近緑種になります。 近緑種とは生物の分類で近い関係の種類のことです。 タラバガニは主に北極圏や北方の海域に生息していますが 南タラバガニは南極圏の海域に生息しています。 北方の海はプランクトンが豊富で豊かな海産物を生み出すことで知られていますが南極圏の海も同じです。 そのため南米のチリやアルゼンチンでは古くから南タラバガニ漁がおこなわれており、南米で「カニ」と言えば南タラバカニのことを指します。 南タラバガニの漁獲量は多く北米にも輸出されており、アメリカでは「サウザン・キング・クラブ」と呼ばれています。 タラバガニと南タラバガニの違いは 南タラバの方が、やや小ぶりで甲羅や殻の色が白っぽいのが特徴です。 ただ身の色はほとんど同じです。 また獲れる海域により甲羅の色も異なり赤みがやや強いものもあります。 また右のハサミが左のハサミよりも若干