モロッコ北部クサルスギルで、森林火災から燃え広がった火の様子を見る消防隊員ら(2022年7月14日撮影)。(c)FADEL SENNA / AFP 【7月25日 AFP】猛烈な熱波に見舞われた欧州南部で森林火災が相次ぐ中、ジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)を挟んだ北アフリカのモロッコでも今月中旬に大規模な森林火災があった。 航空機13機と、防災組織・警察・軍から合わせて約2000人が出動。出火の状況を把握するため、初めて監視ドローンも使用された。遠隔地を含む20の村で住民が避難した。 17日までに6600ヘクタールが焼けた。18日になって、それ以上の延焼を食い止められる状態になったと当局が発表した。 モロッコでは森林火災の1か月ほど前から熱波に見舞われ、深刻な干ばつになっていた。ある環境専門家は国営マグレブ・アラブ通信(MAP)に対し、「気候変動の現実」が、大きな被