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ブックマーク / karapaia.com (46)

  • たった1頭のオオカミが島全体の生態系を復活させる

    1997年の冬、1頭のオオカミが、カナダから、アメリカのスペリオル湖に浮かぶ島、ロイヤル島にやってきた。 厳しい寒さによりスペリオル湖が凍結し、ロイヤル島とカナダ土が氷の橋で一時的につながったのだ。 この1頭のオオカミがやってきたことによって、病気や近親交配のせいで打撃を受け、減少の一途をたどっていたロイヤル島のオオカミの数が復活した。 それだけではない。森林の生態系全体の健全性が改善される連鎖効果が起こったという。 捕者がいなくなると他の全ての種に悪影響 近親交配によって遺伝的多様性がなくなってしまう問題は、科学者にとって重大な懸念事項だった。 ミシガン工科大学の生態学者で、この研究を行った論文の筆頭著者でもあるサラ・ホイ氏はこう語る。 こうした遺伝的な問題が、特定の個体群に影響を与え、絶滅のリスクを高めるだけでなく、他のすべての種にも非常に大きな悪影響を与えることを示した、初めての

    たった1頭のオオカミが島全体の生態系を復活させる
  • 世界初、3Dプリンターで作られた菌類が主成分の代替サーモンが市場で販売

    オーストリアでは、世界で初めて、3Dプリントで作られた代替サーモンが一般向けに発売されたそうだ。 代替品スタートアップ企業「Revo Foods」社が開発した3Dプリント・フィッシュ「THE FILET – Inspired by Salmon」は、この9月から、オーストリアのスーパーマーケットの棚に並んでいる。 その主成分は、真菌類の一種である糸状菌から作られる代替タンパク質、「マイコプロテイン」で、を動物性成分はいっさい含まれていない。 それでいて物のサーモンの美味しさと感が再現されており、一般的な栄養評価でも最高クラスの評価を取得しているそうだ。 糸状菌由来の代替タンパク質を3Dプリントして作るサーモン 多くの魚が乱獲により、絶滅が危惧されているというRevo Foods社によると、世界の魚資源の最大60%が乱獲されているそうだ。 こうした乱獲は、生態系の破壊にもつながるという

    世界初、3Dプリンターで作られた菌類が主成分の代替サーモンが市場で販売
  • ビール瓶に発情しすぎて、あやうく絶滅の危機となったニセフトタマムシの本当にあった話 : カラパイア

    オーストラリアに棲息するタマムシ科の甲虫の一種、ニセフトタマムシのオスにはちょっとした黒歴史がある。 彼らは茶色の光沢があってボツボツとしたくぼみのあるメスを魅力的に感じるのだそうだが、当時オーストラリアで飲まれていた「スタビー」というビールの瓶が、まさにその条件を満たすものだった。 そのビール瓶を人間がポイ捨てすると、ニセフトタマムシのオスたちは、「超セクシーなメスがいるぜ!」と勘違いして交尾を試みようとするようになったのだ。 この意図せぬ「ビールボトル効果」により彼らは絶滅の危機に追い込まれる。ここではそんなニセフトタマムシの歴史に迫ってみよう。

    ビール瓶に発情しすぎて、あやうく絶滅の危機となったニセフトタマムシの本当にあった話 : カラパイア
  • 1分ブースト。1日3~4回、1分程度活発に体を動かせばきつい運動をするのと同等の健康効果

    運動が苦手な人、長続きしない人には朗報だ。つまり私に朗報だ。 最新の研究によると、たった1分程度でいいから1日に3~4回、活発に体を動かせば、きつい運動をするのに匹敵するくらいの健康効果を得られるそうだ。 電車に遅れそうで走ったり、バーゲン会場を飛び回ったり、元気いっぱいな子供や犬と遊んだり、普段の生活の中で息が切れるくらい体を動かすことは誰だってあるだろう。 運動すると意識しなくてもいい。日常の生活の中で、息切れするレベルの活動をすればいいのだ。1分間のブーストタイムを3~4回、ということは3~4分程度で良いのだから、これなら続けられそうだ。 1分間ブーストは、激しいレーニングにも匹敵 こうした1~2分の運動を「VILPA(Vigorous Intermittent Lifestyle Physical Activity/激しく断続的なライフスタイルによる身体活動)」という。 今回の研究

    1分ブースト。1日3~4回、1分程度活発に体を動かせばきつい運動をするのと同等の健康効果
  • アトピー性皮膚炎の治療に光明。大きな改善効果が期待される注射が開発される(英研究)

    アトピー性皮膚炎は、強いかゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す症状を持つ皮膚疾患だ。私もこれに悩まされているのだが、ついうっかり掻いてしまうことで、皮膚のバリア機能を低下させ、更に悪化させるという悪循環に陥っている。 これまでは、ステロイド治療が主だったが、副作用もあることから新たな治療法が望まれていたが、この度、オックスフォード大学の研究グループが、「エトキマブ(etokimab)」という新薬を投与することで良好な結果が得られたという発表がなされた。 皮膚に炎症を起こす「IL-33」を標的にしたエトキマブ 免疫系には、インターロイキンという細胞同士のコミュニケーションを助ける化学物質が働いている。 そのひとつである「IL-33」は、ダメージを受けた皮膚に免疫細胞を集めることで炎症を促す作用があり、マウスによる実験ではアトピー性皮膚炎と同様の症状を引き起こすことが知

    アトピー性皮膚炎の治療に光明。大きな改善効果が期待される注射が開発される(英研究)
  • 便微生物移植で自閉症スペクトラム障害の子供の症状が緩和されていることを確認(米研究)

    2年前、18人の自閉症スペクトラム障害(ASD)の子供がある実験的な治療を受けることになった――糞便を移植するのだ。そして2年後、ASDの症状が45パーセント減少していたことが判明した。 今回発表されたフォローアップ研究によれば、便微生物移植によって自閉症と胃腸系の症状が劇的に改善したという。 アメリカ・アリゾナ大学のローザ・クラジュマルニク・ブラウン教授が言うように、「2年経ってもなお、調子のいいまま」なのだから驚きだ。 神経と腸内細菌との不思議な関係 神経の発達とお腹の中の細菌とにつながりがあるとは直感的には理解しにくいが、腸内細菌と健康や行動とに関連性があることはいくつもの研究で示されている。 ・腸と脳をつなぐミッシングリンクを発見か?腸に神経伝達物質の存在が示唆される(米研究) : カラパイア 腸内細菌が豊富な健康な人の便を、乏しい人に移植してしまおうというこの発想に、医療の専門家

    便微生物移植で自閉症スペクトラム障害の子供の症状が緩和されていることを確認(米研究)
  • 単細胞の藻類が多細胞生物に進化した瞬間を捕らえた貴重な映像(米研究)

    今から6億年ほど前、単細胞生物はより複雑な多細胞生物へと進化を遂げた。 だが、そう知っていることと、それをリアルタイムで実際に目撃することとでは、天と地ほどの開きがある。 そして、これが文字どおり目撃され、しかも動画にまで撮影されたのである。 この進化にはたったの50週しかかかっていない。その引き金になったのは、シンプルな捕者の導入であった。 Scientists have witnessed in real-time a single-celled algae evolve into a multicellular organism わずか50週で多細胞生物へ進化 アメリカ・ジョージア工科大学のウィリアム・ラトクリフ(William Ratcliff)氏らの目的は、単細胞生物による多細胞生物への進化を促した原因を探ることだった。 その仮説の1つは、単細胞生物に選択圧をくわえる捕である

    単細胞の藻類が多細胞生物に進化した瞬間を捕らえた貴重な映像(米研究)
  • 魚の目に寄生して、魚を意のままに操る恐ろしい寄生虫の生態が明らかに(ロシア研究)

    寄生虫は宿主に寄生し、自らが生き延び、繁殖するために宿主をコントロールする。様々な動物たちが巻き込まれているが、魚も例外ではなかったようだ。 魚の眼球に潜む寄生虫、ジプロストマム・シュードスファテセウム(Diplostomum pseudospathaceum)は、魚の行動を操り、寄生虫が幼虫のときは宿主が捕者にべられないよう安全な行動を促す。しかし成虫になるとあえて鳥に狙われるような行動を引き起こすという。 鳥・貝・魚。3種の動物を巡る寄生虫 ジプロストマム・シュードスファテセウム(Diplostomum pseudospathaceum)のライフサイクルは3種の動物の間を巡る。 最初は鳥の消化器内で、フンの中に卵を産みつける。幼虫は水中で孵化し、淡水に住む巻き貝の類に感染。そこで十分に成長したら、再び水中へと旅立つ。次なる宿主は魚だ。魚の皮膚を突き破り眼球にたどり着くと、そこに身を

    魚の目に寄生して、魚を意のままに操る恐ろしい寄生虫の生態が明らかに(ロシア研究)
  • アメリカの小学校で斬新な試み。お仕置きの代わりに瞑想を取り入れたところ問題行動が減少 : カラパイア

    昭和の子どもであるパルモの場合にも、宿題を忘れたり、授業中ざわついていたりするとそれなりのお仕置きを与えられていたもんだ。漫画のようにバケツをもって廊下に立たされたりはしないものの、正座させられたり、鈍器のようなもので殴られたりとかは日常茶飯事だった。うん、割と問題児だったもんだから。 今でこそ体罰とか言われているが、それがあたりまえだったし、親も「どんどんやっちゃってください」の方針だったので、お仕置きは日常業務だったけど、懲りることはまったくなかった。 所変わってアメリカでも、生活態度に問題がある生徒はそれなりの罰則があるのが一般的だ。だが最近、メリーランド州の小学校では、地元のボランティア団体の協力を得て、罰を与える代わりに瞑想やヨガを行わせるという取り組みが始まったそうで、それが効果を生んでいるという。

    アメリカの小学校で斬新な試み。お仕置きの代わりに瞑想を取り入れたところ問題行動が減少 : カラパイア
  • クモを操り一方的に搾取する寄生バチ、殺す直前に自分専用の強固な網まで作らせていた(神戸大学研究)

    生物界における恐るべき「寄生」のメカニズムがまた一つ明らかとなった。宿主を洗脳し生かさず殺さずの状態で一方的に利用し、用済みとなったら殺してしまう寄生生物は数多く存在するが、クモヒメバチの幼虫は、クモの体液を貪りながら成長を続け、殺す直前に自らが安全に蛹になれるよう、強固な網を作らせていたことが判明した。 以下の文章は、この研究論文を発表した研究グループの代表である神戸大学の高須賀圭三博士がカラパイアのお友達の為に特別にわかりやすく書きおろしてくれたものである。 この画像を大きなサイズで見る 昆虫の世界は寄生者であふれている。しかもダニなどの栄養略奪者だけではない。映画のエイリアンと同じく、寄生のあかつきに必ず宿った相手を殺す『捕寄生者』という恐るべき昆虫が、ハチやハエ類を中心に万種のレベルで地球上を席巻しているのだ。昆虫の世界は、少しでも油断するとやつらの餌となってしまう恐ろしい世界

    クモを操り一方的に搾取する寄生バチ、殺す直前に自分専用の強固な網まで作らせていた(神戸大学研究)
  • 世が世なら…発達障害「ADHD」は狩猟採集社会では優位性を持っていた。現代でも適した職業や場所が見つかれば特性を強みに変えられる可能性(米研究)

    世が世なら…発達障害ADHD」は狩猟採集社会では優位性を持っていた。現代でも適した職業や場所が見つかれば特性を強みに変えられる可能性(米研究) 記事の文にスキップ 注意欠陥や多動性、衝動性を特徴とする発達障害ADHD(注意欠如・多動性障害)に関しての話題は何度か紹介してきたが、近年、増加傾向にあるとも言われている。 というか遺伝的要素が高い(遺伝率は80%)ので昔から一定数存在していたが、最近では病名がついて、そう診断されるケースが増えていることが要因かとも思われる。 さて、突飛で落ち着きがないが、瞬発的機動力で、好奇心の赴くままに行動する「新奇探索傾向」があるADHDだが、農耕が開始された新石器時代以前の狩猟採集社会では、むしろ有利な特性であった可能性が指摘されている。 アメリカでは10人に1人がADHDと診断される 米ニューヨークのワイル・コーネル医科大学の精神薬理学部長を務める

    世が世なら…発達障害「ADHD」は狩猟採集社会では優位性を持っていた。現代でも適した職業や場所が見つかれば特性を強みに変えられる可能性(米研究)
  • 何かいるかも!衛星エウロパの氷の地表から水煙が大噴出しているところが観測される(NASA)

    米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡が、木星の衛星エウロパの氷に覆われた極寒の南極領域で、高さ200キロにも及ぶ水の噴出を観測したそうだ。 これは氷に覆われた地殻の下に海が存在していることを示しているという。もしかしたらやつらが存在しているかもしれないという期待度は大幅アップだ。 この大噴出は、氷の下に広がっている海の水が、木星の引力によるゆがみでできた氷の隙間から噴き出したものと推測されている。 この画像を大きなサイズで見るハッブル宇宙望遠鏡が撮影した水蒸気の位置を示す写真 ハッブル望遠鏡は2012年末にエウロパの南極近くから蒸気のようなものが立ち上るのを観測。データを分析すると水を構成する酸素と水素が主成分で海の水が隙間から噴き出したと結論付けた。水は凍って表面に落下したとみている。 この画像を大きなサイズで見る 将来の探査では分厚い氷をドリルで掘り進むことが必要と考えられてき

    何かいるかも!衛星エウロパの氷の地表から水煙が大噴出しているところが観測される(NASA)
  • 人間の脳は美しい・・・神経細胞を墨絵に見立てアートとして表現した神経学者

    脳というのはこの世で最も複雑で美しい構造を持っている。神経学博士であるグレッグ・ダン氏はある日を境に、この脳という物質を描くアーティストになろうと考えた。 彼が初めて顕微鏡で見た枝分かれする神経は、これまでに見たこともない美しさを秘めていたという。それはまるで彼が日頃から崇拝していたアジアン・アートのようだった。その後、ダン氏は神経を墨絵という方法で模写する事を思いついた。 「顕微鏡で見える世界はアジアン・アートの世界に通ずる。林の木々を描くのと、脳の神経細胞を描く事は非常に良く似ているのです。」とダン氏は語る。 皮質柱 この画像を大きなサイズで見るアルミ製の板に21K、18K、12Kの金・インク・雲母 ダン氏の初期の作品の多くは非常に精密で細かい色彩が目立つ。彼は自らの手で、顕微鏡で見た神経を絵画に描いていくのだ。「この枝分かれのすばらしさと来たら、禅の素晴らしさに通ずるものがあります。

    人間の脳は美しい・・・神経細胞を墨絵に見立てアートとして表現した神経学者
  • サイコパス(精神病質者)に関する10の事実

    世界人口の約1%を占めるといわれるサイコパス(精神病質者)。共感能力の欠如、罪悪感の欠如、衝動的、人を巧みに操る、表面的にはチャーミングなどがその特徴として挙げられる。ここではサイコパスに関する10の事実を見ていくことにしよう。 10. 恐怖を認識できない この画像を大きなサイズで見る ほとんどの人は、大きく見開かれた目や今にも叫び出しそうな口元といった顔の表情に、他人の恐怖のサインを見いだし、「この人は恐怖を感じている」と認識することができる。しかし、サイコパスにはそれがわからない。恐怖のサインを無視しようとしているわけではなくて、そもそも恐怖という概念がないのだ。 さまざまな研究の結果、サイコパスは、脳のなかでも特に恐怖の感情を司る扁桃体の大きさが、普通の人よりも小さいことがわかっている。自分も恐怖を感じることがなく、恐怖の意味がわからないから、他人が恐怖を示しても対処するすべがない。

    サイコパス(精神病質者)に関する10の事実
  • オーストラリアの海岸に打ち上げられた謎の魚。未だ正体わからず。

    オーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズのタスラに謎の魚が打ち上げられた。この付近に住む人が朝方散歩をしていたところ偶然発見したというこの魚。その正体が専門家にも判らず、世界中の学者達の間で波紋を呼んでいるという。 ことの発端は、タスラ在住のドン・コッテリルさんが友人のジョン・チャップマンさんに魚の種類を教えて欲しいと頼まれたことだ。チャップマンさんは朝の散歩中、タスラビーチに変な魚が打ち上げられているのを見つけ、コッテリルさんに連絡したのだ。 コッテリルさんは多少魚に詳しい。なので写真を転送してもらい調べることにした。ところがどの図鑑にものっていない。大きさは10~30㎝ほど、目のあたりから釣り針状の触覚みたいなものが出ている。 この画像を大きなサイズで見る 「何の魚なのかわからない。」コッテリルさんはそう告げると、チャップマンさんはその魚を保存する為アルコール漬けにしコッテリルさんに

    オーストラリアの海岸に打ち上げられた謎の魚。未だ正体わからず。
  • 「永遠に止まらない心臓」 3Dプリンタで開発された次世代型ペースメーカー(米研究)

    正確に、かつ永遠に動き続ける次世代の心臓ペースメーカーが開発された。上記写真はウサギの心臓に取り付けたもので、伸縮する薄い皮膜がウサギの心臓を覆っている。皮膜には3Dプリンターで電極が印刷されており、電極は心臓の機能をモニターし、不規則な心臓鼓動を修正する電気信号を送る。 この心臓ペースメーカーはイリノイ大学の物質科学者、ジョン・ロジャースとワシントン大学の共同研究により開発されたものである。従来のペースメーカーや、埋め込めない除細動器は、サイズが選べず1サイズのみであったが、今回開発されたものは薄くて伸縮性のある皮膜がオーダーメイドの手袋のようにぴったりと心臓を覆うようにデザインされている。 この動画は、ウサギの体から取り出した心臓を栄養素と酸素を豊富に含む溶液につけ、そのまま動かし続けているものだ。新しいペースメーカーは伸び縮みする薄い皮膜で出来ており、センサーと電極の蜘蛛の巣みたいな

    「永遠に止まらない心臓」 3Dプリンタで開発された次世代型ペースメーカー(米研究)
  • 動物のお腹が白くて柔らかいのはなぜ?

    サメ、両生類、鳥類、そして一部の哺乳類にいたるまで、「白くて柔らかいお腹」を持っている。来、生き物にとって一番のウィークポイントであるはずの腹部なのに、なぜ柔らかくて、白いのか? 主に外来生物の研究を行っている米生物学者、ジャクソン・ランダースがその謎に答えてくれた。 1.動物のお腹はなぜ白いのか? この画像を大きなサイズで見る 下にいる捕者からの襲撃に遭いやすい動物のお腹は、たいていは淡い色になっている。泳いだり、飛んだり、登ったりする時に、お腹の色が薄い色であれば、背景の水や空の色に溶け込み、下にいる捕者の目を紛らわすことができるからだ。 この画像を大きなサイズで見る 他に、「カウンターシェイディング」と呼ばれるカモフラージュを利用する動物もいる。これは、光を受ける体の部分に濃い色を、光が当たらない部分に明るい色を配色することで、動物の姿が視覚的に平均化され目立たなくなる仕組みで

    動物のお腹が白くて柔らかいのはなぜ?
  • 禍々しいにもほどがある。君は青い炎が噴き出す火山を見たことがあるか?(インドネシア)

    インドネシア、ジャワ島にあるイジェン火山地帯の中には、幻想的な青色の炎を放つ溶岩が流れるカワ・イジェン火山があるという。 なんという禍々しさだろう。青というか青紫というか、地球内に存在しえない何かが生まれてきそうだ。 火山の炎が青い理由は硫黄 なぜ炎が青いのか?それは硫黄にあるという。 火山の噴気孔では、火山性ガスに含まれる硫化水素と二酸化硫黄が冷却することにより自然硫黄が発生するが、この火山付近では大量に硫黄が発生する為、硫黄が燃えることで青色の炎が発するのだという。 青色の炎は日中は日の光で見えづらいが、夜になるとその神秘的稀有の姿を見ることができる。 映像では川のように流れる溶岩から幻想的な青色の炎をを見ることができる。

    禍々しいにもほどがある。君は青い炎が噴き出す火山を見たことがあるか?(インドネシア)
  • 吸血イカの異名をもつコウモリダコ、実はおとなしい草食系だった。

    英名はヴァンパイア・スクイード(吸血イカ)。青く光る眼、ヒレの付け根には青白い光を放つ発光器を4つ具えており、足についている膜をグワっと広げるとそこには傘の骨状にならんだ牙のようなトゲが。その奇妙な容姿から獰猛な捕形態を持つ鬼畜なのでは?と思われがちな深海生物、コウモリダコ。ところがどっこい、そんなことはない。 とってもシャイでおとなしく、草系(実際には腐系)であることがわかったそうだ。 コウモリダコが温厚な生物であると判断された理由は、細長い糸状の触手の形によるものだ。これまで研究者たちは、この奇妙な付属肢が一体なんなのかに頭を悩ませていた。交尾に使うのか?それとも身を守る為に使うのか? この画像を大きなサイズで見るコウモリダコの細長い糸状の触手 今回、米カリフォルニア州モントレー湾水族館研究所の研究者らは、コウモリダコが、この長い触手を釣り糸のように使用し餌をとっているのを観測し

    吸血イカの異名をもつコウモリダコ、実はおとなしい草食系だった。
  • うつ病を治す鍵は不眠症にあり(スイス研究)

    睡眠不足状態をうまく使ってうつ病治療に利用する睡眠剥奪療法は何年も行われてきたが、なぜ効果があるのかははっきりとわかっていなかった。スイス、チューリッヒ大学精神科クリニックの研究者たちが脳をスキャンしてその変化を追った。 研究チームは、被験者を夜普通に眠ってもらう場合と、途中で起こして翌日の夕方まで起きていてもらうという場合に分け、脳の異なった部位の間のつながりがどう変わるかを見た。途中で覚醒した12人の被験者の脳内をfMRI(機能的磁気共鳴画像)で詳細にみるのと同時に、頭に電極をつけて脳波も測定した。 この画像を大きなサイズで見る 脳にはなにもしていないときでもさかんに活動している領域があり、それをDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)と呼ぶ。この領域の活動は神経線維によって情報のやりとりをしている。 うつ病の人はこのDMNが過剰に活動していて、異なった脳の部位の結びつきが強すぎるハ

    うつ病を治す鍵は不眠症にあり(スイス研究)