タグ

ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (25)

  • 「No, thank you.」の消滅......アメリカは日本化しているのか?

    <日でもアメリカでも、ネットを介した短いコミュニケーションで関係性を悪化させないための知恵が必要に> 日の若者がLINEなどのメッセージで「句点(。)」を一切使わないということが、話題になっています。句点無しの短い文章を区切りながら繰り出すことで、リアルタイムのコミュニケーションを取るためのようです。それが完全に定着する中で、句点を使うことが「威圧感、怒りの感情」の表現として受け取られるようにもなっているようです。 若い人たちに指摘されて気付いたのですが、実はこれはアメリカでも全く同じです。短いメッセージをどんどん繰り出してリアルタイムの交信をする場合には、ピリオド(フル・ストップとも言います)を使いません。反対に、あえてピリオドで切るとそこには「納得していない」という拒絶や怒りのニュアンスが感じられるといいます。 英語の場合は、少しバリエーションがあり。二人称の you について、い

    「No, thank you.」の消滅......アメリカは日本化しているのか?
  • 「ダライ・ラマは小児性愛者」 中国が流した「偽情報」に簡単に騙された欧米...自分こそ正義と信じる人の残念さ

    「ダライ・ラマは小児性愛者」 中国が流した「偽情報」に簡単に騙された欧米...自分こそ正義と信じる人の残念さ <チベット弾圧から世界の目をそらすため、欧米の無知と偏見に付け込んでダライ・ラマを炎上の的にさせた中国と、見事に引っかかった世界> チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に対して4月8日、世界の主要なSNSで新たな中傷キャンペーンが開始された。 と言っても、それだけなら今に始まった話ではない。抗中独立運動が拡大した1959年のチベット動乱以来、祖国を脱出したダライ・ラマは隣国インドで亡命生活を送っている。今もなおチベット人には敬愛されているが、中国政府はダライ・ラマの写真を所持することも禁じている。そして一貫して、ありとあらゆるメディアで誹謗中傷を続けている。 今回もまた「メイド・イン・チャイナ」の偽情報なのはほぼ間違いないが、不愉快な新手法があった。ダライ・ラマを、なんと小児

    「ダライ・ラマは小児性愛者」 中国が流した「偽情報」に簡単に騙された欧米...自分こそ正義と信じる人の残念さ
    nucleotide
    nucleotide 2023/06/02
    元ニュースを見て「えっ?」と思ってたがまさか中国のプロパガンダだったとは!
  • 「ごく一般的な2つのウイルスがアルツハイマー病の発症に関与している可能性がある」との研究結果

    「ごく一般的で通常は無害な2種類のウイルスが“ワンツーパンチ”になっている......」Rasi Bhadramani <水痘帯状疱疹ウイルスや単純ヘルペスウイルス1型を感染させる実験を行った......> アルツハイマー病の原因について、長年、微生物との関連が指摘されてきた。なかでも、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は末梢神経系に感染した後、通常休眠状態で過ごすが、ストレスなどによって再活性化することがある。 水痘帯状疱疹ウイルスと単純ヘルペスウイルス1型 英オックスフォード大学のルース・イツアキ教授は1991年の研究論文で「多くの高齢者の脳に単純ヘルペスウイルス1型のDNAが存在している」ことを示し、1997年の研究論文で「単純ヘルペスウイルス1型が脳内に存在する場合、特定の遺伝子『APOE4』との組み合わせでアルツハイマー病の発症リスクが高まる」ことを明らかにした。 水痘帯状疱

    「ごく一般的な2つのウイルスがアルツハイマー病の発症に関与している可能性がある」との研究結果
    nucleotide
    nucleotide 2022/08/23
    興味深い
  • 失敗学の研究者が見た、日本人の「ゼロリスク」信奉

    <「信者」を減らさないと、日の将来は暗い。東京五輪を機に、チャンスとリスクを議論して判断できる日へと変わるべきだ> 人間は何かを行う前に、「チャンス」と「リスク」を秤(はかり)に掛けて判断する。東京五輪では、選手が国民に感動を与えることがチャンスで、試合場の選手団や観客から新型コロナウイルスが広がるのがリスクである。 しかし、テレビや新聞はリスクだけを報道し、秤に掛けるような議論は進まなかった。結局、時間切れで中止にはならず、IOC(国際オリンピック委員会)にいいように引き込まれて大会は始まった。 五輪開催が失敗だったか成功だったかは、閉会式まで分からなかった。たまたま日の金メダルが予想以上に多かったから、JNNの世論調査では「開催してよかった」「どちらかといえばよかった」と思う人が61%になった。 もしも予想以上に少なかったら、五輪はコロナ第5波の主因として失敗の烙印を押され、自民

    失敗学の研究者が見た、日本人の「ゼロリスク」信奉
  • なぜ日本男子は世界で唯一、女性より幸福度が低くなるのか?

    世界では『女性・高齢・低学歴の者ほど幸福度が低い』が、日人はこれにすべて反しているという。Ranta Images - iStockphoto 「幸福度」を国別・男女別にみると、先進国や発展途上国を含むほとんどの国は女性のほうが男性より低い。一方、日は逆に男性のほうが低い。統計データ分析家の川裕氏は「OECDの統計を分析すると、世界のスタンダードは『女性・高齢・低学歴の者ほど幸福度が低い』が、日人はこれにすべて反している」という――。 世界の中で日人の幸福度は低いのか高いのか 連載で以前、「男女格差ランキング120位は当? 「女性が差別される国」日で男より女の幸福感が高い皮肉」というテーマを扱い、反響が大きかった。 今回はこの時とは別のデータを使い、やはり日人の幸福度は、世界の傾向とは反対に女性の方が高い点を示すとともに、男女別だけでなく、年齢別、学歴別といったその他の属

    なぜ日本男子は世界で唯一、女性より幸福度が低くなるのか?
  • 日本の科学者は「給料安い」「ポンコツ多い」(一流科学者・覆面座談会)

    <日で科学の危機が叫ばれて久しいが、海外経験豊富な研究者たちはどう捉えているのか。4人の日人科学者に集まってもらい、「選択と集中」など日の科学界の問題点、欧米との絶望的な格差、あるべき研究費の使い方について語ってもらった。誌「科学後退国ニッポン」特集より> 日は「科学後進国」なのか。日の研究・教育環境と海外との違い、そこから見える問題点と解決策とは。 アメリカやイギリスの一流大学や研究所で勤務経験があり、現在は東京大学や東京工業大学で助教、准教授として働く30代後半の研究者、仮名「ダーウィン」「ニュートン」「エジソン」と、国内の大学で学長経験もある大御所研究者「ガリレオ」の計4人に、覆面座談会で忌憚なく語ってもらった。 (収録は9月25日、構成は誌編集部。記事は「科学後退国ニッポン」特集掲載の座談会記事の拡大版・前編です) 日は「科学後進国」か否か ダーウィン 僕の専門分

    日本の科学者は「給料安い」「ポンコツ多い」(一流科学者・覆面座談会)
  • クルーズ船の隔離は「失敗」だったのか、専門家が語る理想と現実

    乗客乗員3000人以上が2週間隔離された(横浜港に停泊するダイヤモンド・プリンセス号、2月7日) KIM KYUNG HOONーREUTERS <なぜもっと早期に下船させなかったのか、船内の感染症対策が不十分だったのでは?という批判の声に、感染症対策の第一人者が早期に下船できなかった理由を考察。誌3月10日号の緊急特集「新型肺炎 何を恐れるべきか」より> 日は、新型コロナウイルスの封じ込めに失敗したのだろうか。 クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号(以下、クルーズ船)は、横浜港で2週間にわたり乗船客を隔離し、2月19日から乗客を下船させたが、2月28日現在、乗客と乗員3711人中700人以上が新型コロナウイルスに感染し、6人の死者が報告されている。 なぜもっと早期に下船させなかったのか、船内の感染症対策が不十分だったのでは? などさまざまな批判が国内外から出ている。 災害対策や危機管理

    クルーズ船の隔離は「失敗」だったのか、専門家が語る理想と現実
  • 「自分は何もできなかった」──新型肺炎を最初に警告した武漢の医師が自らも感染、死亡

    Wuhan Whistleblower Doctor Dies From Coronavirus As Death Toll Spikes <SARSに似た新たな感染症の発生をいち早くSNSで発信し、中国公安当局から処分を受けた武漢の医師は、後悔の中で死んだ> 昨年12月に、新たな感染症の発生をいち早くSNSで発信し、中国公安当局から「デマを拡散した」として処分を受けていた武漢の医師が7日、新型コロナウイルスによる肺炎で死亡した。 米ワシントン・ポスト紙などによると、武漢中央病院の眼科医師、李文亮(リー・ウェンリエン)は、現地時間の7日未明に死亡が確認された。新型コロナウイルスによるものと見られる症状を発症して1月中旬に入院し、今月1日にはウイルス検査で陽性反応が出ていた。 中国衛生当局の発表によると(6日付)、これまでの新型コロナウイルスの中国土の感染者数は2万8000人以上、死亡者は

    「自分は何もできなかった」──新型肺炎を最初に警告した武漢の医師が自らも感染、死亡
  • 香港区議選:中国共産党は親中派の勝利を確信していた(今はパニック)

    林鄭月娥行政長官(左)のボス、習近平も幻想を見せられていた(2017年7月1日) REUTERS/Bobby Yip <香港デモ隊は一握りの「暴徒」で、その他の「声なき多数派」は親中派を支持している――それは中国が仕組んだプロパガンダではなく「信仰」だった。人民日報や環球時報のジャーナリストたちに聞いてわかった中国指導部の驚くべき慢心ぶり> 香港で11月24日、区議会議員選挙の投開票が行われた。夜になって開票作業が進むなか、民主派陣営は熱狂に包まれていた。選挙妨害や不正の可能性を懸念しつつも勝利を見込んでいた民主派だったが、ここまでの圧勝は想定外だったためだ。 投票率は過去最高。夜半までには民主派が獲得議席数を前回選挙の3倍(452議席中389議席)に増やし、親中派(61議席)に対する逆転勝利を決定づけた。民主化デモに対する警察の強硬姿勢に市民の怒りが高まるなか、親中派の候補者たちが次々と

    香港区議選:中国共産党は親中派の勝利を確信していた(今はパニック)
  • デジタル版「毛沢東語録」は文革時代の紙版よりも恐ろしい

    Digitalizing Mao’s Little Red Book / ©2019 REBEL PEPPER/WANG LIMING FOR NEWSWEEK JAPAN <習近平国家主席の指示や談話が大量に収録されたアプリ「学習強国」は、クイズに解答したポイントで忠誠度まで評価される> 世界でよく売れているといえば、1番目は『聖書』、2番目は「紅宝書」。紅宝書とは『毛沢東語録』のことだ。 ポケットサイズで赤いビニールカバー、持ち運びしやすく汗にも強い。文化大革命時代は紅宝書を学ぶことが国民としての義務で、誰もが1冊持っていた。毎日朗読し、暗記し、どんな場面でも語録の言葉を引用しなければならない。仕事の報告書を書くときはもちろん、ラブレターを書くときも。 1976年に毛沢東が死去し、10年間の文化大革命が終わると中国人は紅宝書から解放された。その後の40年間、経済発展に没頭し、紅宝書の

    デジタル版「毛沢東語録」は文革時代の紙版よりも恐ろしい
  • 抗生物質が効く時代はあとわずか......医療を追い詰める耐性菌に反撃せよ

    抗生物質が効かなくなった菌から身を守るにはどうすればいいのか RODOLFO PARULAN JRーMOMENT/GETTY IMAGES <猛烈な勢いで耐性を付けた病原体には打つ手がない----安易過ぎる抗生物質の多用が人類の危機を招いている> 大腸菌の特異な変異体のせいで体調を崩した患者が4人いる──米コロンビア大学(ニューヨーク)のアービング医療センターがそう発表したのは今年1月のこと。世間では話題にもならなかったが、感染症の専門家の間には衝撃が走った。 大腸菌は誰の体内にもたくさんいるありふれた細菌で、私たちの腸内にいる限りは無害だが、物や指などを経由して血中に入れば私たちの命を冷酷に奪う変異体になることもある。抗生物質が効かなければ、感染した人の半数が2週間以内に死亡する。 だからこそ、コロンビア大学で見つかった大腸菌には慎重に対処しなければならない。ここ10年、20年で、大腸

    抗生物質が効く時代はあとわずか......医療を追い詰める耐性菌に反撃せよ
  • 「土に触れると癒される」メカニズムが解明される

    <米コロラド大学の研究者によって、自然の土壌にも含まれる細菌とメンタルヘルスとの関係についての研究が発表された> 庭仕事などで土に触れ、ふと癒された経験はないだろうか。この作用には土壌に含まれる細菌が関連しているのかもしれない。 細菌とメンタルヘルスとの関係についての研究 米コロラド大学ボルダー校のクリストファー・ローリー教授は、細菌とメンタルヘルスとの関係について、長年、研究に取り組んできた。2018年4月には米国科学アカデミーの機関誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」で「田園地域で家畜とともに育った人のほうがペットのいない都市部で育った人よりもストレスに対して良好な免疫反応を備えている」という研究論文を発表。 また、同年6月にその成果を発表した研究プロジェクトでは、自然の土壌にも含まれる細菌「マイクロバクテリウム・バッカエ」を雄マウスに3回注入したところ、認知機能や不安をつかさどる

    「土に触れると癒される」メカニズムが解明される
  • 思春期に大麻を摂取してなければうつ病が防げたかも 米国で40万件

    カナダでは、2018年10月に医療用だけでなく娯楽用でも大麻所持が合法化されている Carlos Osorio-REUTERS <10代の時に大麻を摂取してなければうつ病が防げたかもしれないケースが英国で6万件、米国では40万件に達する可能性があることが明らかになった> 2万3000人分のデータを分析 うつ病にかかっている35歳未満の人の中で、10代の時に大麻(マリファナ)を摂取してなければうつ病が防げたかもしれないケースが英国で6万件、米国では40万件に達する可能性があることがこのほど行われた調査で明らかになった。35歳未満のうつ病の14件に1件の割合になるという。英ガーディアン紙が報じた。 カナダのマギル大学や英オックスフォード大学など複数の大学の研究者が、1990年代半ば以降に発表された11の研究を分析したもので、データは2万3000人分以上になる。結果は、米国医師会発行の精神医学専

    思春期に大麻を摂取してなければうつ病が防げたかも 米国で40万件
  • ミツバチの新たな驚異、「親がオス2匹」の個体発見 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <オスとメスを意のままに産み分ける不思議に加え、初めて母親のいないミツバチが見つかった> 父親が2匹いて母親がいないメスのミツバチが発見された。こうしたケースが確認されたのは初めてのことだ。 ミツバチは半倍数性であることが知られている。受精卵がメスになり、未受精卵がオスになる性決定システムだ。だが、1~2%のケースでは、「性モザイク」と呼ばれる別のシステムが見られることがある。このケースに該当するミツバチは雌雄モザイクと呼ばれ、異なる由来および異なる性別を持つ複数の細胞系から発達する。 オーストラリアのシドニー大学のサラ・アーミドーらは、ミツバチにおける生殖の柔軟性をより深く理解するために、雌雄モザイクのミツバチを調べた。雌雄モザイクが遺伝子変異の結果として生じることはわかっているが、それがなぜ、どのようにして起きるのかは明らかになっていない。 哺乳類では、精子が卵に入って卵が受精すると、

    ミツバチの新たな驚異、「親がオス2匹」の個体発見 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
  • 「死のない肉」クォーンが急成長 人工肉市場がアツい

    <さまざまな疑問は残りつつも人工肉市場が急拡大している。いつか物の肉の味を知らない子供も出てくるのか...> 肉の代替品「クォーン(Quorn)」の存在感が増している。日では見かけないこのクォーンだが肉によく似た感が好評で、ヨーロッパでは30年以上前からスーパーなどで販売され、特にビーガン(完全菜主義者)やダイエッターの間で人気が高い。 英ガーディアン紙によると、市場規模は着実に伸びている。先週発表されたヨーロッパとアメリカでのクォーンの2017年の成長率はそれぞれ27%と36%で、世界全体では前年比16%拡大したと報告された。2027年には市場規模は数十億ドルに成長するといわれる。 クォーンは、キノコ?カビ? 欧米の卓に浸透するクォーンだが、その原料や生産方法はベールに包まれた部分が多いという。クォーン社は1985年、イギリスの品大手マーロウ・フーズと大手パンメーカーのホー

    「死のない肉」クォーンが急成長 人工肉市場がアツい
  • 「普通の国」日本の戦争できない未来

    <集団的自衛権の行使容認に憲法改正......そして自衛隊の国防軍化へと進んだとしても、もっと深刻な問題で防衛力が維持不能になる?> 集団的自衛権の行使容認を経て、憲法9条に自衛隊の存在を認める第3項を加える改憲、さらに自衛隊の国防軍化――。戦後70年が過ぎ「普通の国」に近づきつつある日は、2050年に「戦争ができる国」になっているのか。 安倍晋三首相は今春、自身の在任中に憲法改正を実現させる意思があることを初めて明確にした。さらに、今秋の臨時国会に憲法改正案を提出する方向で考えていることにも一時言及した。 7月の都議選大敗を受け、自民党内には改憲案を秋の国会に提出することに慎重論が出始め、安倍も「スケジュールありきでない」と語った。ただ、安倍の意欲は変わっていないと言われており、これまで机上の空論だった憲法改正が現実になる可能性はまだ残る。 そもそも安倍が現在、提案している憲法第9条の

    「普通の国」日本の戦争できない未来
  • 「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き合うべきか?

    <行動遺伝学の研究によって、「知能は遺伝する」ことが明らかになってきました。そして、収入に与える遺伝の影響は、歳を取るほど大きくなる...。私たちはこのショッキングな事実とどうやって向き合うべきなのでしょうか?> 体格や運動能力が遺伝することを何となく受け入れている私たちですが、頭の善し悪しが遺伝すると語るのはどうもタブーになっているようです。 「頑張って勉強さえすれば、誰でも同じように頭はよくなる」 学校の先生や親はそう言いますが、「行動遺伝学」によって、あらゆる能力のだいたい50%は遺伝によって説明できることがわかってきました。 ならば勉強することはムダなのでしょうか? 才能は遺伝ですべて決まるのでしょうか? 英才教育に効果はあるのでしょうか? 収入と遺伝に関係はあるのでしょうか? 行動遺伝学の第一人者、安藤寿康教授の最新刊『日人の9割が知らない遺伝の真実』では、遺伝にまつわる俗説を

    「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き合うべきか?
  • アイスランド総選挙、海賊党が躍進 

    <アイスランドで29日、「パナマ文書」で名前が挙がったグンロイグソン前首相の辞任に伴う議会総選挙の投票が行われ、ネットによる直接民主主義の導入などを主張する海賊党が躍進した> アイスランドの政治が激動のときをむかえている。 ウィキリークスの元活動家が党首で、直接選挙、政府の透明性、市民の情報のアクセスなどをマニフェストとして掲げる海賊党が総選挙で14.5%の支持率を獲得し63議席中10議席(これまで3議席)を得て、大躍進を果たしたのだ。海賊党はほかの3野党や新興政党である改革党との5党連立を検討しているという。 デジタル時代の市民権 海賊党は、「デジタル時代の市民権」―プライバシーの保護、著作権の緩化、政治の透明性と市民の情報のアクセスなど―を求めた人々によってスウェーデンで最初に立ち上げられ、インターネットを通じてヨーロッパじゅうに広まった。そんな海賊党の流れをくみ、アイスランド海賊党は

    アイスランド総選挙、海賊党が躍進 
  • 米SAT改訂とアメリカの受験戦争

    先週の3月5日、アメリカの受験生の悩みのタネであったSAT(Scholastic Assessment Test、大学進学適性試験)が2016年から改訂されるという発表がありました。このニュース、背景の事情が少々複雑ですので、ここで一旦整理しておこうと思います。 SATの実施母体である非営利団体カレッジボードによれば、改訂の方向性は以下のようです。(1)国語(英語)を易しくして難解語彙の知識を要求する問題を減らす、(2)誤答への減点は止めて誤答も白紙も同様に零点とする、(3)2005年に導入された、数学英語読解+エッセイ(文法含む)の3科目2400点制を止めてエッセイをオプションとし、2科目1600点制に戻す、という3点です。 報道によれば、受験生への負担を減らすのが目的であり、特に難解語彙の少ないACT(American College Testing)というSATと同等の統一テストに

    米SAT改訂とアメリカの受験戦争
  • 財政破綻で巨大ゴキブリがナポリを占拠

    破産の末路 行政サービスが滞ると、世界有数の観光地もこの通り Ciro Messere-Reuters 巨大なゴキブリの姿を思い浮かべただけでむしずが走るタイプの人は、この記事を読まないほうがいい。イタリアのナポリを訪ねるのも、当分はやめたほうがいいだろう。今のナポリは巨大ゴキブリの大群に、文字どおり占領されているからだ。 市内の下水道で卵からかえった大量のゴキブリが地上に進出してきたのは今月上旬のこと。債務危機のあおりで清掃局の予算が削減されたため、この1年間は一度も下水の清掃や消毒をしなかったせいだ。 もともとナポリのゴミ収集システムは非効率で評判が悪く、ゴミの都と揶揄されてきた。しかも制度変更でゴミ収集車が早朝に来ることになったため、飲店などは夜中のうちにゴミを出さねばならない。結果、腐りかけのべ物が何時間も、下水溝の上に放置されることになった。しかも高温多湿。ゴキブリにとっては

    nucleotide
    nucleotide 2012/08/24
    ヒィィ…