日経BPさんから、まもなく発売される『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』を頂いてしまいました。ありがとうございます。というわけで、いつものように感想を少し。 踊る大捜査線に組織論を学んだり、カリスマ手品師に心理学を学んだり、はたまたラーメン二郎に経営学を学んだり。成功事例に学ぼうぜ!という本は多々あれど、ロックバンドにマーケティングを学ぶというのは大胆な発想ではないでしょうか。しかもそのバンドというのが、「メジャーレーベルでミリオンヒット連発」的な人々ではなく、60年代ヒッピー文化の象徴のようなアーティストなのですから: どう考えてもAKBあたりを参考にする方がマシなように思えますが、実は彼らが行ってきた活動こそ、最近注目されている「ソーシャル」や「フリー」、「シェア」といった概念を先取りするものだったことが本書で解説されます。糸井重里さんが本書のまえがき「彼らはそれをやっていた