こんにちは、江端智一です。 前回記事『著作権法やTPPと闘うための最終兵器「ライセンス」は、なぜこんなに“面倒くさい”?』では、「ライセンス」についてご説明しました。 「ライセンス」とは、ある条件を満たす場合、例外なく「例外」を認めるものです。例えば、初音ミクの絵は、日本国著作権法に基づき、例外なく日本国民の誰一人として利用できませんし、その絵をベースとして別の絵をつくることも許されません。しかし、ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)に従う限りは、例外的に初音ミクを使うことが可能となります。 これをツンデレ風に表現すると、 「か、勘違いしないでよね。ベ、別に、あなただけに『許諾』するんじゃないんだからね」 と一言で表現できる、というお話もいたしました。 原作者から提供される「ライセンス」には、著作権法の制約に穴を開けて、二次創作を安心して行わせるという素晴らしい効力があるのですが、
![ライセンスの絶望的な“面倒くささ”を救済するクリエイティブ・コモンズ・ライセンス](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8c09f58de7cf30d75ee36f5f56c6f25036e70162/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbiz-journal.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F06%2Ftop_post_2354_20130620.jpg)