ある土地で、幼稚園の園長と教会の牧師をしていました。 仕事の中身は99パーセント幼稚園の園長で、「ついでに」教会の牧師でした。 とにかくサービス残業が多く、連日11時間勤務もざら。一日中狭い職員室に閉じこめられ、人間関係は煩わしく、苦しくなり、責任ばかり重いことに耐えられなくなったわたしは、ある日とうとうキレてしまいました。 そしてつれ合いの勧めもあり、地元の精神科病院の閉鎖病棟へ。閉鎖病棟へ入れられたのは、解放病棟が満床だったということもありますし、診断的治療(どの薬があうか、どんな副作用が出るかで診断を決める)には副作用で暴れるリスクもあるので、ということもありました。 閉鎖病棟では2人部屋で「人を殺したくてたまらない」という16歳の少年と寝起きを共にしました。「たばこを一服するのはいいのに、腕を刺して血を流して『ああ生きてるな』と安心するのはなんでだめなのか分からない」という17歳の
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