サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、14日に日本がカメルーンに勝利した試合後、前日本代表監督のイビチャ・オシム氏が、自宅のあるオーストリア・グラーツから衛星回線で報道各社の取材に応じ、「日本サッカー界にとってポジティブな結果だった」と評価した。一方、「新聞の1面が全部本田なら次は危ない」などと厳しい批評も展開した。 オシム氏は、約20分にわたって個性的な言い回しも駆使しながら、日本の報道各社の質問に答えた。不慣れな1トップに入りながら決勝点を挙げた本田については、「自分の専門外の役割を勇気を持って受け入れ、戦術面で与えられた役割を見事にこなした」と称賛し、得点は「そのごほうびだ」と話した。 また、オシム氏は本田を「水先案内人のようだった」と例え、「ポジションによってどんなボールが必要かを示した。本田がボールをキープする時間、DFが休むことができた」と得点以外の高い貢献度も評価