10年前、Microsoftはウェブにおいて嘲笑の的となっていた。同社のブラウザ「Internet Explorer」は古くさくてセキュリティの面で劣り、動作も遅く、Microsoftのブラウザ部門はウェブの可能性を進化させようともしなかった。 それを思えば、何とも隔世の感がある。 Microsoftは米国時間3月25日、ウェブの世界で1勝を記録した。Microsoftが開発して利用を推進していた「Pointer Events」というウェブ標準について、実装しないとしていた2014年の決定をGoogleが覆したのだ。 Googleの「Chrome」担当チームのRick Byers氏は、同ブラウザの問題追跡サイトへのコメントで次のように述べた。「皆さん、フィードバックをありがとう。われわれはこれらの声をしっかり受け止め、ChromeにPointer Eventsを組み込めそうな計画に取り組ん