オンキヨーが2007年7月に、ソーテックの子会社化を発表して以来、現在までの約1年半の取り組みは、創業時からファブレスメーカーとして歩んできたソーテックの体質を、社員が自ら生産する正真正銘のPCメーカーへと転換させる、いわば「大手術」を施したものだったといっていい。 「作っている1人1人が、自らがブランドを背負った正社員である。それが、かつてのソーテックの体制とは大きく異なる点」と、鳥取オンキヨーの砂長潔社長は語る。砂長社長自身、オンキヨーでWAVIO事業を率いてきた経緯があり、同社プロパーのなかで、PC業界とのつながりが最も深い人物ともいえる。 「これまでのソーテックを否定するのではなく、ソーテックが持っていた優れた点は継続しながら、オンキヨーのモノづくりへのこだわり、高品質で効率的な生産手法を加えることで、オンキヨーによるソーテックブランドPCを作り上げた」と続ける。 まず、簡単にこれ
■平澤寿康の周辺機器レビュー■ 第12回 玄人志向 NASキット「KURO-NAS/X4」 ~HDD4台内蔵できる自作NASキット 発売中 価格:オープンプライス(実売35,800円前後) 手持ちのHDDを取り付けて手軽にNASを構築できるNASキットの中でも、特に人気の高い玄人志向の「玄箱」シリーズ。NASとしての利用はもちろん、Linuxを動作させて小型のLinuxサーバーとしても活用できることから、特にPC上級者を中心に圧倒的な支持を獲得している。2007年に登場した「KURO-BOX/PRO」は、NASキットではなく「LinuxBox組み立てキット」と位置付けが変更されたものの、手持ちのHDDを取り付けてNASや小型Linuxマシンとして活用できるという、基本的な性格は変わっていない。そして、KURO-BOX/PROの流れを汲む最新モデル「KURO-NAS/X4」が、2008年12
■笠原一輝のユビキタス情報局■ アイ・オー「LCD-DTV221XBR」レビュー ~地デジ入り液晶ディスプレイの使い勝手 前回の記事ではデジタル放送のチューナを取り上げた。今週に入り、これらの製品が一斉に販売が開始され始めたので、すでに手にしているユーザーの方も少なくないだろう。それに引き続き、今回は地上デジタル放送を受信することができるPC用の液晶ディスプレイを取り上げたい。 アイ・オー・データ機器の「LCD-DTV221XBR」は、22型の液晶ディスプレイだが、内部に地上デジタル放送のチューナを内蔵しており、PCを使いながら地上デジタル放送を“ながら視聴”することが可能になっている。 ●5つの入力端子を備えた1,680×1,050ドットの22型ワイド液晶 「LCD-DTV221XBR」(以下、本製品)の最大の特徴は、冒頭でも述べたとおり地上デジタル放送のチューナを内蔵していることなのだ
5月16日 発表 ソニーは、16日に行なわれた決算発表会で、PC用ディスプレイ、および“標準型デスクトップPC”事業の終息を発表した。 同社の2006年度連結決算は、売上高が前年同期比10.5%増の8兆2,957億円、営業利益が同68.3%減の718億円、純利益は前年比2.2%増の1,263億円。PC関連は、海外でノートPCが好調で売上に貢献した。 その一方で、同社EVP兼CFOの大根田伸行氏は、撤退予定である15の不採算事業カテゴリに関して、これまで公表された10のカテゴリに加え、PC用ディスプレイと標準的デスクトップPC、CRTプロジェクションが終息したことを明らかにした。ただし、付加価値が出せ、差別化が図れる「type R master」、「type X living」、「type L」などのAV指向製品やポータブル製品は継続する。 □ソニーのホームページ http://www.so
前回、Windows Vista RTMファーストインプレッションの記事を掲載した。文末に(つづく)とあったのは、実は本音で書き出すと趣旨から外れてしまう内容になるため、抑えながら書いていたのだ。 今回はその抑えてた部分を一気に書く。市場としてはこれから盛り上がると言うのに、水を差すのは申しわけないと思うが、筆者一個人の意見として読んで頂ければと思う。 Text by Kazuhisa Nishikawa 前回、いまどきのマシンとして使ったのは、エプソンダイレクトの「Endeavor Pro4000」。確かにWindows Vistaは快適に使えたものの、CPU:Core 2 Duo E6600(2.40GHz) 、HDD:400GB/SATA II/7,200rpm、メモリ:2GB(1GB×2) PC2-5300 デュアルチャネル DDR2 SDRAM 、ビデオ:ATI Radeon X
先週末(11日)、さまざまな話題を呼んだPLAYSTATION 3が発売された。筆者はゲームをほとんど遊ばなくなって久しいが、PS3にはゲーム機以外の点で興味深く見ていた。ゲーム以外のコンテンツ、音楽や写真、そして映像を楽しむためのコンピュータとして、どこまでの実力があるのか。 実はPS3の開発には、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の技術者だけではなく、ソニー本社のメンバーも数多く加わっている。BSLモーターを用いた薄型BDドライブはソニー製レコーダ、プレーヤー向けのドライブ開発よりも優先されて開発されたものだし、DVDやBD再生機能に関してもビデオ開発を行なってきたメンバーが深く関わっている。 たとえばPSXの場合、もともと、SCE内部で開発が進められていたハードウェアを、発売の少し前にソニー本社から合流した技術者らがレコーダとして仕上げていた。このため、数回のアップデー
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