子どもはスペースとるぞぉ。 洋服、おもちゃ、絵本、「思い出」、工作、 うちの長男が小学一年だけど、ぜんぶ引っくるめたら 押入ひとつくらいの容積、使い切ってるはずだわ。 それも、子どもの手に届くところじゃないといけないからね。 本棚も収納も、一番の特等席だよ。 二人目の赤ん坊が育ったら、どんなことになるか。 だけど、自分が何年に一回しか開かない本と、 育ち盛りの、なんでも吸収する子どもに買ってやる絵本と、 どっちが大切かといったら、それはもう絵本なわけだよ。 親が読書家であるほど、そう思うんじゃないか。 よほど偏執的な愛書家は別だろうけどさ。 俺も、ずいぶん前は本を捨てるなんて論外だったけれど、 今はそうじゃない。どうせ、自分があと40年ばかり生きるとしても、 そのあとは良くて古本屋行き、大概は燃えるゴミになってしまうんだ。 それよかぁ、同じスペースをつかうなら、まだまだ未来がありそうな 息