【ギザ(エジプト)時事】カイロ郊外ギザにある大ピラミッドで「怪しげな儀式」が行われるとのうわさが広がった11日、エジプト考古最高評議会は、古代エジプトのクフ王のピラミッドを閉鎖した。こうした理由でピラミッド内部への観光客の立ち入りが禁止されるのは異例だ。 同評議会幹部によると、2011年11月11日11時11分と「1」が並ぶ時刻に合わせ、ドイツの団体がピラミッド内部に水晶ピラミッドを持ち込み、儀式を行うことをネット上で予告。エジプト国民らの間でこれに反発する声が上がり、11日に限って終日ピラミッドを閉鎖した。周辺には治安部隊が展開、物々しい警備が敷かれた。 【関連記事】 〔写真特集〕エジプト反体制デモ 「111111」に怪しい儀式?=大ピラミッドを閉鎖 ムスリム同胞団が優勢=独裁崩壊後初の選挙戦開始 【特集】クジラと先住民の島 【動画】北の海でクジラを見る