『あしたのジョー』とは、1968年~1973年に『週刊少年マガジン』に連載された高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画の漫画です。1970年~1971年には「あしたのジョー」、1980年~1981年には「あしたのジョー2」としてアニメ化されました。1980年と1981年にはアニメ総集編版の劇場版が、1970年と2011年には実写映画版も制作されました。 お読みになったことのない方でも、「まっ白な灰だけが残る」という名言、「まっ白に燃えつきた」ラストシーンはご存じでしょう。それほど有名であり、漫画史に残る名作です。 作中の登場人物(力石徹)が死んだときに葬儀が行われたり(『北斗の拳』のラオウや、『アカギ』『天』の赤木しげるの葬儀より数十年も前です)、よど号ハイジャック事件の犯人が「われわれは明日のジョーである」と宣言したりと、大きな社会的反響を呼んだ作品でもあります。 アニメ版も、連続パン
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