(文:こども芸術学科 4年生 二宮 慈) 10月2日、京都造形芸術大学で幾原邦彦さんによる特別授業が開講された。京都芸術短期大学(現・京都造形芸術大学)の卒業生である幾原さんは、1986年に東映動画(現・東映アニメーション)に入社後、アニメ『美少女戦士セーラームーン』シリーズの演出・ディレクターなどを歴任された。退社後も『少女革命ウテナ』や『ユリ熊嵐』などの数々の人気アニメを手掛け、今年4月からは『さらざんまい』の放送が開始されるなど、日本を代表するクリエイターで、幅広い世代から支持されている。10月16日から10月21日まで、大丸京都店で展覧会「幾原邦彦展〜僕たちをつなげる欲望と革命の生存戦略〜」が開催され、会期中には多くの来場者が貴重な資料に見入る様子が見られた。 今回、瓜生通信Webマガジンでは、同授業前に幾原さんにインタビューを敢行。私たちと同年代の学生時代のお話や、卒業後から現在