Visual Studio 2015正式版のリリースで利用可能になったC#言語の最新バージョン「6.0」の新機能を解説する。CTP 5→正式版に合わせて改訂。 連載 INDEX 次回 → 「C# 6.0」と呼ばれているC#の最新バージョンは、Visual Studio 2015*1で利用可能になっている。 この最新バージョンでは、「.NET Compiler Platform」(コード名:“Roslyn”)と呼ばれる新しいコンパイラーが導入されており、静的解析APIの提供など、コンパイラーまわりに大きな変更が行われている。一方、言語機能に目を向けると、async/awaitという大きな機能が追加されたC# 5.0に比べると、一つ一つの新機能自体は小さい。しかし、それらはプログラムをより書きやすくするための機能なので、C#開発者にとってはやはり重要なアップデートとなっている。 そして、これら