「しんかい6500」で南大西洋初の有人潜水調査を行い、水深4,204mの海底で、世界最深記録となる鯨骨生物群集を発見した。 鯨骨から、新種と思われる41種の生物を発見した。 鯨骨生物群集は、幼生が海流に流される「分散」によって、世界の海へ分布を広げたことが示された。 鯨骨って、なに? 分散で広がったって、どういうこと? ブラジル沖航海の首席研究者を務めた北里洋アドバイザー(プレスリリース時はプロジェクト長)と、鯨骨を発見した藤原義弘分野長代理に聞きます。 南大西洋初の有人潜水調査が行われたブラジル沖航海 北里さん、こんにちは。世界最深の鯨骨生物群集を発見したと聞きました。どんな研究航海だったのですか? 北里:こんにちは(写真2)。