アメリカと台湾の次官級の通商協議が、5年8か月ぶりに再開し、台湾側は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に将来的に参加したいとの意向を伝え、中国への経済的な依存が高まるなか、アメリカとの関係強化を図りたいという姿勢を示しました。 アメリカと台湾の次官級の通商協議は、台湾へのアメリカ産牛肉の輸入規制を巡る対立から、中断されていましたが、去年7月に、台湾が規制を緩和したことを受けて、10日、5年8か月ぶりに再開されました。 台北で開かれた協議には、アメリカからは、通商代表部のマランティス次席代表が、台湾からは、経済部の卓士昭常務次長が出席しました。 協議のあとの記者会見で、台湾側は、アメリカが主導するTPP=環太平洋パートナーシップ協定に、できるだけ早い時期に参加したいとの意向を伝えたことを明らかにしました。 台湾の馬英九政権は、2020年までのTPPへの参加を目指していて、今後、参加の条件