東京商工リサーチが12日発表した長寿企業調査によると、創業100年を超える企業は全国で2万1066社あった。日本最古の企業は飛鳥時代に設立された寺社建築の金剛組(大阪市)で、1431年の歴史を誇り、1000年を超える企業は8社あった。 創業100年を超える企業(各種法人など含む)は、調査対象の209万6963社の1%。このうち明治以降の創業が約82%を占めた。地域別では近畿の4618社が最も多く、全企業に占める割合では京都府と山形県がともに2・62%で最高。業種別では卸売業・小売業が9960社で最多だった。 最古の金剛組は西暦578年の創業で、聖徳太子が四天王寺建立のため百済から招いた宮大工が始祖。平成18年に倒産したが、大手建設会社の傘下で再出発している。 日本経済は厳しい不況下にあり、企業倒産も増えているが、東京商工リサーチは「生き残ってきた企業は身の丈にあった経営や従業員重視な