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ブックマーク / hsyf610muto.seesaa.net (24)

  • 結果は上々だが、内容は問題だった: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタは敵地でFC東京と0-0の引き分け。 開始早々、見事な加速で石川直宏が朴柱成を振りちぎり、低く鋭いセンタリング、リカルジーニョにスルーされたボールは、ノーマークの平山に。PKよりも簡単そうなシュート。しかし、狙い済ました一撃は見事に枠を外れた。まあ、この試合の全てが、この場面に凝縮されていたのだろうな(全くの余談ながら、「この瞬間、石川の南アフリカ行きと平山の落選が決まった」と思ったのは、私だけだろうか)。もっとも、この場面を除くと、やはり平山は脅威、前半見事なターンでシュートを狙った場面にしても、後半再三ボールを収めて攻撃の起点となったあたりにしても、「並のJリーグFWではない」事は間違いない。間違いないのだし、私はベガルタサポータだからこの日平山が猛威を振るわなかった事そのものに不満はないのだが、う~ん、まあいいや、今日は。 序盤、FC東京は前半は引き気味に戦って来たように見え

  • 倉又寿雄対森山佳郎: 武藤文雄のサッカー講釈

    このままでよいのかどうなのか、幾多の議論はあるものの、明後日はクラブユースの最高峰を決める決勝戦が行われる。育成年代で相応の成果を挙げているFC東京対サンフレッチェ、非常に興味深い戦いとなる事だろう。両軍の若者の奮闘を期待したい。 で、今日のお題は、その質とは全く関係なく、双方の監督が「典型的なファイタータイプ」のサイドバックだった事について。 倉又寿雄が所属していた日鋼管(NKK)は、70年代までは、JSLにおいては必ずしも強豪とは言えなかった。しかし、81ー82年シーズンには大ベテランの藤島信雄を軸に、冷静に中盤後方を固める田中孝司や巨漢CF松浦敏夫らを擁し、天皇杯を制覇したあたりから、次第にJSLでも上位を伺う存在となる。倉又は当時から「闘えるサイドバック」として、チームの中軸を担っていた。そして、80年代半ばから、強烈な左足シュートを持つ藤代信世、中盤で才気あふれる組み立てがで

    ogan
    ogan 2009/12/26
    "この2人は知的だったのだ。ファイターだったのだ。"
  • 武藤文雄のサッカー講釈: 米本のはじまり

    前半20分過ぎだっただろうか、攻撃の起点となった米がハーフウェイライン手前より前進を始めた。この労をいとわぬ知的な若者のここぞと言う時の前進の判断は、常に的確だ。センターサークル後方やや右寄りから左方向に斜行した距離は40mくらいだったろうか、その米に平山がいかにも彼らしい柔らかな落とし。うまくフリーでボールを受けた米は急停止後右斜めに方向を変えながら1度ボールを持ち出し、浮かさぬようによく腰を落として、ミドルシュートを放つ。反対側のゴール裏で見ていた私からは、ボールが枠に飛ぶのはわかったが、距離も相当だし、GK川島を破るのは難しいと思った。 けれども、ボールは川島の手をはじきネットを揺らした。周辺のFC東京サポータの方々も、入るとまでは思わなかったのだろう、一拍おいて歓喜の絶叫とあいなった。 距離が遠かったせいもあり、最初は川島の判断ミスによる得点かと思った。でも私は間違えていた。

  • ナビスコ決勝前夜2009: 武藤文雄のサッカー講釈

    (チケットをFC東京サポータの超大物Mさんに確保いただいたので、明日はFC東京側の片隅での観戦となります。だから、どうにもFC東京寄り視点になっています) 明日はナビスコカップ決勝戦。ナビスコカップと言うのは、中々微妙なタイトルマッチで、H&Aで行われる総当たりの予選ラウンド、さらにアウェイゴール方式の準々決勝以降のトーナメント、多くが代表戦と干渉する日程で行われ、決勝進出クラブが決まると言う大会だ。実際、今年の準決勝も、代表のオランダ遠征と完全にバッティング、憲剛抜きフロンターレ、岡崎抜きエスパルス、今野長友抜きFC東京、中澤抜きマリノスが覇を競った訳だ。これは毎年毎年似たような状況となっている。 また、優勝するとトップ選手を2人くらい雇えるくらいの多大な賞金こそ獲得できるのだが、天皇杯と異なりACL参戦権が提供される訳ではない。翌シーズン開幕前に開催されるパンパシフィック選手権への出場

  • 忘れたいが、忘れてはいけない過去2009: 武藤文雄のサッカー講釈

    また今年もこの日がやってきた。昨年は異国滞在中だったために、件について書く事ができなかったが、毎年この日はあのクラブについて思い起こし、2度とあのような悲しい出来事は起こって欲しくないと考える事はとても大切だと思っている。 あれから11年が経った。当然ながら多くの選手が現役を去った、それでも当時の主力選手だった楢崎誠剛を筆頭に、、三浦淳宏、吉田孝行、波戸康広らは今なおJのトッププレイヤとして君臨している。以前も語ったが、あのクラブの「ある意味において明確な後継クラブ」と言わざるを得ない横浜FCはJ1での戦いも経験した。さらに、そこでは山口素弘がプレイし、そのクラブを最後に彼はスパイクを脱いだ。あのクラブでキャリアをスタートした遠藤保仁は、丹念に自らを磨き日最高の選手と評価されるに至った。いや、他にもあのクラブ出身のサッカー人は、加茂周、ズデンコ・ベルデニック、反町康治、ゲルト・エンゲル

  • アントラーズーフロンターレ戦の雨天中止について: 武藤文雄のサッカー講釈

    アントラーズーフロンターレ戦が、「ピッチコンディション不良」と言う理由で中止になった。稿では、件に対する「試合中止に関するJリーグ規約」の不備と、「岡田主審の判断」への疑問(イヤミ)と、「この試合の裁定がどうあるべきか」についてを述べる。 まずこの試合の中止理由を再度確認しておきたい。Jのニュースリリースから抜粋しておく。2009Jリーグディビジョン1 第25節 鹿島vs川崎Fは、ピッチコンディション不良により試合中断となっておりましたが、試合中止が決定しましたのでお知らせいたします。 ここ最近のJの試合中断例としては、先日の栃木ー横浜戦が記憶に新しい。また07年シーズンのサガンーベルマーレ戦については、私自身講釈を垂れた事がある。さらにWikipedaに過去の中止事例が出ていた。いずれにせよ、試合中止になるのはほとんどが「雷雨」のためである。雷の危険性については言うまでもなかろう。色

  • さあ、石川直宏を見に行こう: 武藤文雄のサッカー講釈

    国立で行われたFC東京-エスパルスを観に行った。 隔週くらいの割合だろうか、朝の通勤時に地下鉄の出口で「サッカーのFC東京です」といいながら、おじさんが近々の試合の情宣ビラを配っている。先週半ばにそれを受け取り、何気なく読んでいたら、むしょうにこの試合を観たくなったのだ。カラー見開き4ページのビラなのだが、第1面に絶好調が伝えられる石川直宏のインタビューが掲載されていた。中でも引き付けられたのが、石川の以下のコメント。どのゴールも狙い通りです。シュートの前に必ずコースが見えて、そこに蹴り込んでいるという感覚。(中略)そういう研ぎ澄ましたような感覚は、シーズンの中でも1回あれば良いというぐらいだったのですが...今年はどのゴールにも共通していて頻度が高まってきた。それは大きな収穫です。このような感覚をモノにした選手が、どのような猛威を振るうのか。何かもう見たくて見たくてしようがなくなったのだ

    ogan
    ogan 2009/06/29
    "石川は絶好調なのではない。石川は完全に化けて、国内屈指の攻撃創造主になったのだ。"
  • 平山相太の現在と未来: 武藤文雄のサッカー講釈

    昨日語ったFC東京-フロンターレ戦。久々にじっくりと平山相太を見る事ができた。 2-0となるまでは、FC東京が圧倒的な攻勢を取っていた。そして、その攻勢の軸となっていたのが、平山の見事なターンだった。 後方から低く精度の高いボールが平山に打ち込まれる。この「低いボール」と言うのが非常に重要だ。平山はボール扱いが非常によくて足が長いから、後方からの低いボールを受けるのが非常に巧いのは高校時代からよくわかっていた事。一方で打点の高いヘディングはあるが、体重が必ずしも重くなく上半身が強いタイプでもないので、後方からの高いボールを敵ストッパに身体を当てて制するタイプの選手ではない(むしろ、平山のヘディングシュートは横に長い距離を走って決めるパタンが多い)。 そして、その低いボールを受けるや、少々スローながら(平山が長身だからスローに見えるだけかもしれないが)的確にターンし前を向いてしまう。この日平

    ogan
    ogan 2009/05/27
    最近どんどん調子上げてるので見ていて楽しいですよ。平山かわいいよ平山。ナオがクロス上げて平山が決めるなんて古いw平山が潰れてナオがゴールする、これが最近の東京のトレンドです。
  • 一連の犬飼会長発言への感想: 武藤文雄のサッカー講釈

    犬飼会長が、サッカーに対する知識、理解が不足している事は、既にこの時点で、明らかだった事だ。ここ最近の発言で、それが再確認されたのに過ぎない。 したがって犬飼氏が、欧州のトップチームは大変な試合数をこなすが各国代表クラスの選手を2チーム分近く抱えている事、それらのチームはそう言った超名手がターンオーバで試合をしている事、アジアにおける国際試合の移動時間や時差は欧州と比較にならないくらい厳しい事、中2,3日の連戦の継続は選手のパフォーマンスを落す事、などサッカーを愛好している人にとっての、常識的な知識、理解がない事は、もはや驚きではない。「ドイツではバックパス禁止云々」についても、知識不足の一環と捉えるべきであろう。 しかし、ここ最近の犬飼氏発言の報道を読むと、さらに暗澹たる気持ちになる。いくつか氏の発言の特徴を列記してみよう。 (1)法令順守の気持ちに欠けている 明文化されているルールを守

  • 帰国短信: 武藤文雄のサッカー講釈

    帰国いたしました。 ウズベク戦の悔しい引き分けの翌日出国し、世界各地を転々として、日帰国した訳。私の帰国を歓迎するかのように、長友がミドルシュートを決め、玉田が「私は常に君にそれを望んでいるのだ」と言う得点を決めてくれた。課題は確かに山積だろうがが、飛車角金銀抜きの状況で、攻撃への道筋が整理されていた事は評価できると思う。憲剛と阿部には、もうふた頑張りくらいはして欲しいところなのだが、今日は番ではないしな。埼玉ウズベク戦を含め、別途述べたいと思う。 それにしても、不在の間に様々な事があったものだ。 試合映像は未見だが、西野監督率いるガンバの堂々たるアジア制覇。ガンバ関係者に最高の祝意と敬意を表したい。おめでとうございます。 いよいよサボっていた西野監督論を継続する最高の機会が訪れた訳だ。待った(サボった)だけの事はあったな(笑)。これはこれでまとめます。 苦闘続くベガルタ。残り3試合で

    ogan
    ogan 2008/11/17
    "単にこれらが「わかっていない人の暴言」と、誰だってわかるではないか。スポーツ誌の記者を除いては。"
  • 水本移籍問題: 武藤文雄のサッカー講釈

    まずは建前論を。 出場機会に恵まれない選手がいて、規定通りの移籍金と違約金を支払って引き取る意志のあるチームがいて、その選手が所属チーム首脳と話し合ったところ移籍した方がメリットありと考えた、と言う事のようだ。そう考えれば、ごく普通とは言い難いが、ルールに則った移籍劇である。 選手を失うチームにとっては体制の見直しが必要だろうが、控え選手がいなくなっただけだし、大量の現金が入るのだから、それほどの実害はない。能動的に人が「よりよいと判断した」経歴を選択したのだから、その意思決定は尊重されるべきだろうし、他人がどうこう言う話ではない。 建前的にはそれだけの事だ。 しかし、野次馬から見て、建前論だけでは語れない事態だな、これは。 ガンバの昨期のCBは山口とシジクレイ。2人とも非常によい選手だがスピードには難があり、中盤の明神を飛ばされたロングボールを入れられて対処に苦労する事は、ガンバの数少

  • Jリーグを愉しむ休日: 武藤文雄のサッカー講釈

    少年団の練習から戻り、午後はノンビリとJリーグの映像を愉しんだ。レイソル-ジュビロの生中継とFC東京-ヴィセルの録画中継の2試合。 まずレイソル-ジュビロ。 前田とカレンの負傷離脱のために、いきなりスタメンに萬代登場、昨日が昨日だっただけに何とも微妙な思いだ。幸か不幸か、失った果実を心底惜しむ結果は出してくれなかったけれど。決定機を1度ホームランし、セットプレイからフリーになりながらヘッドできず。後方からの高いボールは巧く取ってはいたが、前線でボールをよく収めたとは言い難い出来だった。相方のジウシーニョと言うブラジル人FWが大変元気な選手で、自作自演で文句なしの警告2発をらい次節出場停止なので、少なくとも次節以降もチャンスはもらえるだろう。とにかく結果を出す事を期待したい。チームメートに低く足下に入る強いボールを要求したらよいと思うのだが。 試合は、レイソルがここぞと言う時間帯で厳しいプ

  • 高校選手権準決勝: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベスト4は流通経大柏、津工業、高川学園、藤枝東。中々バランスの取れた4強と言えるだろう。高円宮杯を制覇した流通経大柏は、タレント豊富なJクラブユースと互角以上の戦闘能力を持つ首都圏の強豪。津工業は古くからのサッカーどころ三重県の代表、名門四日市中央工を下しての出場だが基的な戦闘能力が高いのだろう。高川学園は、学校の経営問題から名前が変わったが、高松大樹、中山元気、中原貴之らの大型ストライカを輩出し続け、安定した強さを持つ地方の私立高校。そして、松永行、菊川凱夫、山口芳忠、桑原隆、松永章、碓井博行、中村一義最近では中山隊長、山田暢久、長谷部誠らを育んだ名門中の名門の藤枝東。全国にサッカーが普及し、Jクラブに高素材が流出しているため、上位進出チームが予想しづらい高校選手権だが、何となくもっともらしいベスト4が並ぶのが面白い。 流通経大柏対津工業。流通経大柏は今大会の映像は初見だが、さすがに優

  • 安田理大対森勇介: 武藤文雄のサッカー講釈

    結局、現地には行かれず、情報断絶映像観戦だったのですがね。 この決勝戦を「安田理大の決勝戦」と語ろうとは思わない。安田のプレイは素晴らしかったし、自らが起点となった連続攻撃の最後を締めくくったのは実に見事だった(あの遠藤のバレイに当てた強く低いパスは凄かったね)。けれども、安田はこの試合の全てをガンバで担った訳ではない。 ともあれ、ガンバのスタメンに安田の名前を見た時はいささか驚いた。ここ最近、西野氏は(来中盤後方に置くのが最も機能する事が自明な)橋を、敢えて左サイドに起用し続けていた。したがって、相当安田の状態は悪いのではないかと、想像していたのでこの起用に驚いた訳だ。そして、この西野氏の判断がガンバの歓喜を生んだのは間違いない(「じゃあ、どうして最近起用していなかったのだ」と言うツッコミは禁止)。 そして、安田対森のサイドの対決は面白かった。 双方にとって、かくも大きなものが賭けら

  • 優先順位の明示化: 武藤文雄のサッカー講釈

    天皇杯、ベガルタは敢え無く初戦(3回戦)で順天堂大学に敗れてしまった。中2日でリーグ戦がある日程だっただけに、普段出場機会のない選手を多用した事もあるのだろうが、残念な事だ。もっとも、J1昇格を目指す死闘継続中なだけに、仕方が無い思いも強い。まずは明日のモンテディオ戦にしっかりと勝利を収め、J1昇格体制を整えて欲しい。 もっとも、各方面で話題になっているが、 現在J2の上位4チームが、全て天皇杯3回戦で敗戦してしまった。お互い、お付き合いのよい事だ。これが3チームだったら「入替戦以上確定」と戯言を語る訳だが、4チームだけに相互に微妙な感覚が漂う。勝ち点勘定から言えば、しっかりと勝利を収めたセレッソ、ベルマーレ、アビスパを加え、混迷の第4クールが愉しく継続する。最後に笑うのは我々だが、お互い愉しく罵り合いましょう。 と、当は明日のモンテディオ戦について、単純な精神論を述べようと思っていたの

    ogan
    ogan 2007/10/10
    (1)オールスター>(2)重要なA代表親善試合試合>(3)あまり重要でないA代表親善試合>(4)Jリーグ>(5)ナビスコカップ>(6)アジアチャンピオンズリーグまたは(7)天皇杯
  • Jリーグ15年の成果: 武藤文雄のサッカー講釈

    左サイドの憲剛が、ノールック(としか思えない体勢で)右サイドフリーのジュニーニョに超高精度サイドチェンジ(スタンドから見ていた私よりも、フィールド内の憲剛の方が視野が広いのでないかと思わせる凄いパスだった)。堅牢なセバハンのDF陣が4枚慌ててジュニーニョに近づく。軽率に飛び出す敵DFを抜き去るのは、このブラジル人ストライカが最も得意とするところ。一気に4人を抜き去るスーパー個人技を見せ、強烈なシュート。しかし、セバハンGKモハマディが奇跡的に片手ではじき出した。決まっていれば、正に超アジアレベルの得点だったのだが。 開始早々、セパハンのロングスローから連続CKのピンチ(ゴールを割られたが、オフサイド?でノーゴール判定)があったが、その後しばらくの時間帯はフロンターレの猛攻。憲剛やジュニーニョのシュートが飛び交った。セパハンの4-1-4-1のフォーメーションで中央の攻撃的MF2人が憲剛と谷口

  • 女子代表1次リーグ敗退: 武藤文雄のサッカー講釈

    女子代表はドイツに0-2で完敗。「完敗」だったのだから「完敗」と書くしか無いのがあまりに残念なくらいの見事な試合だった。しかし、どう考えても「惜敗」と言う単語は使えないくらい差があった。 ドイツに臆せず競りかけ、確保したボールは丁寧にかつ大胆につなぎ、いずれの選手も精力的に上下動を繰り返す。荒川と宮を温存して後半勝負と言う策も、勝ち点3獲得のためには妥当だったように思う。結果的には後半荒川が交代早々に負傷してしまった不運で、ただでさえ劣勢な試合は勝負がついてしまった(もっとも点を取ると言う意味で貴重なセットプレイが武器の宮間を外したり、荒川負傷退場後にせめても敵陣前で強さを発揮できる可能性のある永里を外すのはいかがかとの議論はあるだろうが)。しかし、この不運がなかったにせよ、慎重に分厚く守るドイツ守備陣をこじ開けるのは難しかったように思う。 むしろ「ドイツ戦のサッカーがイングランド戦でで

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    ogan 2007/09/21
    なんとなくわかる。まあ芝の状態にも左右されたけど。
  • 忘れられない1日: 武藤文雄のサッカー講釈

    自国の首相ともあるべき人が、職を放り投げると言う異様な日だった。そのような意味でも長い人生の中で記憶に残る日だ。しかしサッカー狂としては、未明のTVと夜の国立競技場と2つの歓喜を味わえたと言う意味で、忘れ難い日となった。 と言う事で、ダイジェスト的に2試合を振り返っておく。 まずはA代表スイス戦。 前半のスイスの精力的な攻守にはビックリ。特にオーストリー戦をよく研究していたのだろう。中村と遠藤に対するプレスは厳重を極め、巧みなオフサイドトラップで日に攻め手を作らせない。 そして何と言っても左サイドバックのマニンの強力な攻撃力。序盤日が少しの時間帯攻勢を取るも、マニンの好クロスからCKを取られ、それをしのいだところで稲がゴール前で反則。そのFKを当のマニンに決められる。さらに直後マニンのクロスからPKを奪われ2-0。その後もマニンの適切な攻撃参加は、日の組織守備を悩ますのみならず、ち

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    ogan 2007/09/13
    「予選はこうでなくてはいけない」と言うプレイの連続。
  • 敵地サウジ戦無事に引き分け: 武藤文雄のサッカー講釈

    内容も結果も上々の試合だった。 「勝ちにきていた」サウジに対し、強力な守備を前面に出した試合で無失点。サウジに退場者が出た後も、冷静に守備的に戦ったのもよかった。前半の水野、後半の家長のヘディングは決めておきたいところだったが、そりゃ贅沢と言うものだろう。 それにしても水の1対1の強さには恐れ入った。肉体能力に優れた青山直や伊野波でさえ苦労していたサウジFWの「速さ」だが、水はほぼ完璧に止めていた。水がここまでやれるならば、やはり青山直との2CBを見てみたくなる。一方、ここまで水の守備能力を見てしまうと、水をサイドに回すオプションがもったいなくなってくる。ただし、A代表ならば中澤と闘莉王が真ん中を固めている状況で、水を左に使うのは有力な選択肢にも思えるが。 若森島の起用(と言うか平山を控えに回した事)は以外だったが、ある意味で理にかなっている。平山は確かにヘディングは強いが、や

  • 悩み深き五輪代表: 武藤文雄のサッカー講釈

    結構気モードで来たブラックアフリカの雄に対し、中澤を軸に守りきったA代表については明日以降。まずは五輪代表について論ずるのが順番と言うものだろう。 確かにベトナムの整然とした組織守備も見事だった。GKも大当たりだったし、最終ラインの選手は幾度と無く日の決定的なシュートをかき出した。敵地ながら、90分間続く集中も大したものだった。 それに対し、日の選手達は真摯に90分間を戦い抜いた。ベトナムの分厚い守備にも慌てず、丁寧にボールをつないで左右からの切り崩しを狙い、時に中央突破を織り込み、状況に応じて平山の頭を使った崩しも混ぜ込んだ。しかしながら、日はどうにもベトナム守備網を崩し切れない。前半終了間際に柏木が鮮やかにCKを青山直に合わせようやく先制するも、後半も攻め切れない。単調な攻撃に終始している訳でもないし、攻撃に連動性が無い訳でもないし(言い換えると各選手が独りよがりにプレイしてい

    ogan
    ogan 2007/08/23
    おいらは梶山厨だが、何となく納得。というか、もう一列前だと素晴らしい組み立てをするんですけどね。梶山がボランチで素敵だったのは相方が今ちゃんの時だけです。